“決勝点”で4強導くも…ドロー決着に寿人「勝って終わりたかった」
ゲキサカ / 2014年9月8日 0時20分
[9.7 ナビスコ杯準々決勝第2戦 浦和2-2広島 埼玉]
勝ち上がりを決める一撃を奪ったのは、やはり背番号11だった。1-1で迎えた後半3分、サンフレッチェ広島はMF山岸智がMF野津田岳人とのワンツーで左サイドを抜け出す。シュートはGKに阻まれたが、跳ね返りをFW佐藤寿人が押し込む。ポストに跳ね返ったボールは、GK加藤の背中に当たり、再びポストを叩きながら、ゴールラインを割った。その後、同点に追いつかれたが、アウェーゴールで上回った広島。佐藤の“決勝点”が、チームを4年ぶりのベスト4へと導いた。
ただ目標だった勝ち切って試合を終えることは出来なかった。「アウェーゴールで次に進めるのはもちろんいいんですけど、正直勝てなかったなという思いが強い。今季、もう浦和とやるチャンスはないので、そう考えると勝って終わりたかったですね」。
前半のチャンスを決めきれなかったとの思いもある。28分、左サイドから山岸がアーリークロスを入れると、DFラインの合間を縫って、佐藤が飛び出す。しかしシュートは枠上に大きく外れてしまった。「もう少し足が長ければ」と自虐的に誘う笑いが、より悔しい思いを引き立てていた。
準決勝の相手は柏レイソルに決まった。柏には昨年の準々決勝で敗れたという苦い思い出も残っている。「去年の借りを返したい」と意気込んだ佐藤。日程的には10月5日にリーグで対戦をした後、同9日と12日に準決勝を戦うことになるが、「難しいですが、埼スタでの決勝にまた戻ってきたいなと思ってます」。リベンジはもちろん、初の頂点もしっかり視野にとらえている。
(取材・文 児玉幸洋)
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