AT弾で第2戦勝利に導くも…C大阪MF南野「ホーム&アウェーなので、負けは負け」
ゲキサカ / 2014年9月8日 18時25分
[9.7 ナビスコ杯準々決勝第2戦 川崎F2-3(2試合合計5-4)C大阪 等々力]
最後の最後に、執念は実った。2-2で迎えた後半アディショナルタイム、4強進出には2ゴールが必要だったセレッソ大阪は、最終ラインを3枚に削り、最前線にカカウ、杉本健勇、永井龍、南野拓実を並べて、パワープレーを仕掛けた。
そして、後半のアディショナルタイム1分、左サイドからカカウが上げたクロスが流れてくると、南野は1バウンドしたボールを右足のボレーで捉える。これがクロスバーの下を叩いてゴールに決まり、C大阪が第2戦のスコアを3-2とひっくり返した。執念の一撃で第2戦をリードしたC大阪だったが、あと1点届かずにベスト8で敗退となった。
第2戦を制したC大阪だったが、南野は「(結果は)ホーム&アウェーなので。負けは負けなんで、悔しいですね」と、試合を振り返る。攻撃的な姿勢を最後まで貫いたことについて納得しつつも、「でも、その中で自分たちとしては警戒していた形で2失点した」と、リスク管理できなかったことを反省する。
「前掛かりになって、ポンと(相手のボールが)前に入ったときに失点した。2失点目はセットプレーでしたけど、ああいうところも集中していたら、なんとかなったと思う。やっぱり前半も後半も相手に先手を取られているので、すごいもったいなかったという気持ちがあります」
終了間際のゴールで、Jリーグとナビスコ杯では4試合連続の得点となった南野は「個人的にはゴールが取れていることは良いことですし、今日も最後の最後で取れたのはよかった」と前置きしつつも、悔しさが晴れることはなかった。「ですが」と続け、川崎Fに与えた先制点の直前、相手GKに防がれた自身のフィニッシュを悔やんだ。
「その中でチャンスはまだあった。失点する前も、自分のチャンスで決めていたら、違う試合展開になっていたと思う。取れていることはいいですけど、取れるチャンスは、全部取り切っていかないと、こういう悔しい思いをすることになる」
団体スポーツであるサッカーをプレーする以上、個人の結果に一喜一憂できない。南野はただただ、チームの勝利を目指し続ける。
(取材・文 河合拓)
▼関連リンク
ナビスコ杯2014特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
A代表基準で失点捉えた柏DF関根大輝「もっと自分がこだわれる」ベンチ外でも実り多かった森保J初招集、初心思い返した4年半越し埼スタ凱旋
ゲキサカ / 2024年10月24日 9時30分
-
モナコ南野2G1Aの大暴れで快勝!CL複数得点は香川真司以来2人目の快挙 日本人最多得点記録にも並ぶ
スポニチアネックス / 2024年10月23日 3時46分
-
J1アルビレックス新潟 横浜FMとスコアレスドローで連敗4でストップ アウェーで貴重な勝ち点1 《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2024年10月21日 20時11分
-
宇佐美貴史、ブーイング「されてしかるべき」 連勝逃し痛感「サポーターは勝ちを求めて来ている」
FOOTBALL ZONE / 2024年10月19日 20時20分
-
森保Jが過去全敗の“鬼門”で難敵サウジ撃破!! 無失点でW杯最終予選3連勝
ゲキサカ / 2024年10月11日 5時2分
ランキング
-
1大谷「左肩亜脱臼」楽観は禁物…《レギュラーシーズンなら欠場必至のはず》と専門家が警鐘!
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
-
2J助っ人の“70m独走弾”「漫画やん」 衝撃の“環境破壊”が話題「なんでJ2にいるんだ」
FOOTBALL ZONE / 2024年10月29日 7時30分
-
3ド軍が4年ぶりWS制覇へ王手 大谷翔平は2戦無安打も1得点2出塁…左肩負傷から強行出場
Full-Count / 2024年10月29日 12時43分
-
4球界の重鎮・権藤博氏はむしろ「日本の投手は投げなさ過ぎ」…沢村賞また「該当者なし」で選考基準見直し案も
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月28日 20時22分
-
5井上中日「矢野燿大ヘッド」招聘プラン立ち消えに…“元阪神監督”の看板などが足かせ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください