史上28人目のデビュー戦ゴールとなった柴崎「考えているプレーをある程度表現できた」
ゲキサカ / 2014年9月10日 3時0分
[9.9 キリンチャレンジ杯 日本2-2ベネズエラ 日産ス]
フィニッシュに至るまでの一連の動き、そしてシュート。すべてが絵に描いたような素晴らしいゴールだった。
1-1で迎えた後半22分。この日がA代表デビューとなったMF柴崎岳(鹿島)は中央エリアの左サイド寄りの位置でFW武藤嘉紀とワンツー。武藤にボールを戻すと、今度は右サイドのエリアを外へ膨らみながら駆け上がっていく。そして、左サイドをえぐったFW岡崎慎司からゴール前にクロスが来ると、ファーサイドに走り込んだ柴崎が右ダイレクトでボールを叩き付け、ゴールを決めた。
「味方がDFを引きつけてくれて、良いところにスペースを空けてくれた。パスが通れば打てるタイミングだと思っていた。良いボールが来たので、流し込むだけだった。合宿の練習の成果だと思う」
A代表デビューを果たした選手がその試合でゴールを決めたのは、昨年7月21日の東アジア選手権・中国戦でデビュー弾を記録したFW柿谷曜一朗とFW工藤壮人以来、史上28人目となる。
4-3-3のインサイドハーフでゲームメークを任された。「ボールタッチを多くしながら、ある程度自分の考えているプレーは表現できたかなと思っている。ただ、プレーというよりはまず試合に対する心、スタンスを大事にしたいと思っていた。90分を通してブレずにそれはできたと思う」。この言葉からも分かるように、自己評価としては及第点を自らに与えているのだろう。
前半は相手の勢いに押された部分もあり、チャンスの数が少なかったが、後半は修正を図り、盛り返すことに成功した。
「プレーがある程度ハッキリした分、後半の方が良かったと思う。アクティブに動けたのは後半。チャンスが多かったので後半のほうが良かったと思う」と手応えもにじませる。
インサイドハーフでコンビを組んだMF細貝萌が「岳はもともと前目の選手。岳が気持ち良く上がれるようにバランスを取れればいいと思いながらやっていた」と言うように、周囲のサポートもうまく引き出した背番号7は、「どんな状況でも、自分の判断やプレーを積極的に表現したい」とさらに意欲を高めていた。
(取材・文 矢内由美子)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
J1リーグ前半戦“驚きのコンバート”5選 鹿島29歳FW→ボランチ起用は“今季最大のヒット”【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年6月26日 11時40分
-
レアル所属の19歳ギュレルが圧巻のEUROデビュー弾!! 若き至宝輝くトルコ、初出場ジョージアとの隣国対決で白星発進
ゲキサカ / 2024年6月19日 2時57分
-
酒井→武藤…元日本代表コンビで決勝弾 神戸はリーグ4戦ぶり勝利、川崎は今季8敗目に
FOOTBALL ZONE / 2024年6月16日 15時58分
-
久保建英は48分間プレー! ミドル2発で国立沸かせたソシエダ、若手奮闘の東京Vに勝利
ゲキサカ / 2024年5月29日 23時8分
-
横浜FMがリーグ戦7試合ぶりの白星! ACL決勝の無念から4日…A・ロペスのハット含む4発で柏を撃破
ゲキサカ / 2024年5月29日 20時59分
ランキング
-
1「HR球売るのか?」「絶対売らねぇ!」 大谷の記念球キャッチ、17歳高校生が大絶叫
Full-Count / 2024年6月27日 9時58分
-
2ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月27日 19時2分
-
3W杯アジア最終予選、組み合わせ決定 日本は豪州、サウジアラビアらと“死の組”争いへ
FOOTBALL ZONE / 2024年6月27日 16時34分
-
4女子バスケ、220センチ・17歳のプレーは「理解不能」地元メディア 「中国の国宝」日本戦44得点、試合のたびに成長【U18 女子アジアカップ】
J-CASTニュース / 2024年6月27日 11時25分
-
5石川祐希主将らNL決勝大会14選手発表 左足首負傷の高橋藍は補欠…28日午前0時からカナダ戦
スポーツ報知 / 2024年6月27日 15時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください