[AFC U-16選手権]U-16日本代表、14日にU-17W杯出場懸けて宿敵・韓国と激突!
ゲキサカ / 2014年9月13日 21時8分
U-16日本代表は14日、AFC U-16選手権タイ2014準々決勝でU-16韓国代表と戦う。勝てばU-17W杯チリ2015出場、敗れればアジア予選敗退となる大一番。ライバル韓国に勝って、世界への一歩を踏み出すことができるか注目だ。
日本はグループリーグで2勝1敗。香港を2-0、中国を3-0で下してきたが、オーストラリアとの最終戦では相手のセットプレーとスピードの前に4点を奪われてしまい、2-4で敗れてしまった。それまでの2試合はボールを圧倒的に保持して相手に攻撃機会を与えないまま攻め続けていたが、オーストラリアにはカウンターから仕掛けられるシーンが増え、ミスもあって失点を重ねてしまった。日本も2-3と1点差にした後に左SB堂安律(G大阪ユース)がグラウンダーのアーリークロスで決定機を演出し、2試合連続ゴール中のMF菅大輝(札幌U-18)がCKから決定的なヘディングシュートを放つなど3点目を奪うチャンスをつくったが、それもポゼッションのミス、バランスを欠いた守備などによってかき消される結果となった。
結果、グループBで2位となり、グループA1位の韓国との大一番を迎えることとなった。ただ吉武博文監督はオーストラリア戦直後のインタビューで「1位になるのが目的ではない」と語り、最も重要な4試合目(準々決勝)に勝つことへの集中力を高めていた。「4試合目をどう戦うか。4試合目というのは毎回どのようなことが起こるのか分からないような状況なので、もしかしたらきょうの敗戦はいい薬になったかもしれません。ただ、内容的にはそんなにいい内容ではないので、3日間あるので、もっと質の高いゲームができるようにトレーニングしたいなと思っています」と語っていた。
3戦目は敗れたが、今大会、日本はグループリーグ3試合で全23選手を先発起用させた。2戦連発の菅やFW斧澤隼輝(C大阪U-18)が特に印象的な活躍をしているが、全員が主力であるというチームはその通り、全員の力で世界切符をかけたステージまで勝ち進んでいる。彼らはアジア最高峰の戦いで先発出場するという経験を積むと同時に、重要な4試合目の準備を行ってきた。この経験とオーストラリア戦の敗戦で得たものも活かして韓国に勝つ。オーストラリア戦直後、MF佐々木匠(仙台ユース)は「今回の試合で悔しい敗戦をしたので、みんなで話し合って、課題を一つひとつ出して、代表決定戦にいい形で臨めればいいと思います」と誓った。
日本は前回大会グループリーグで韓国に1-3で敗れ、08年大会も準決勝で韓国に1-2で敗れている。ただ、優勝した06年大会はMF水沼宏太(現鳥栖)の劇的な決勝ゴールによって勝利している。今回も勝って、より上のステージへ。今大会の韓国はグループリーグ3戦全勝で6得点1失点だ。バルセロナの育成組織に所属するイ・スンウというタレントも擁する危険な存在だが、98年生まれ以降の世代全てのサッカー選手たちの代表であるU-16日本代表、通称「98JAPAN」がライバルをねじ伏せて世界切符を掴む。
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