決定機を演出したF東京FW武藤「仲間を使うことを体現できた」

ゲキサカ / 2014年9月13日 22時29分

決定機を演出したF東京FW武藤「仲間を使うことを体現できた」

[9.13 J1第23節 F東京1-1神戸 味スタ]

 アギーレジャパンのファーストゴールを挙げ、注目を集めるFW武藤嘉紀。13日のJ1第23節・神戸戦で彼の所属するFC東京は、前半をシュートゼロ本に抑えられる苦しい展開となった。それでも後半25分、GK権田修一を起点とした速攻から武藤の折り返したボールをFWエドゥーがシュートする。ボールはDFの手に当たり、PKを獲得。このPKをエドゥーが決めて、F東京が先制した。

 さらに同点に追いつかれてから迎えた後半45分にも、武藤は左サイドを突破してエドゥーに決定的なパスを通したが、ゴールには結びつかなかった。代表初ゴールを挙げたベネズエラ代表戦(2-2)では、周囲のサポートをおとりにしてドリブル突破から初ゴールを決めた。しかし、この日はそのゴールを含めて、相手が持っていたイメージを利用したという。

「やっぱり自分がドリブルして、あそこまで行くと、相手のGKを含めて、全員がシュートの用意をしていると思ったので。引き付けておいて、空いているエドゥーというイメージを持っていましたし、それが2回できました。自分、自分というのも大事ですが、今日は仲間をうまく使うというのも体現できたんじゃないかなと思います」

 状況に応じて、自身の選択肢を変えていると、武藤は続ける。

「やっぱり代表戦では、自分は無名だったので、あそこで『パスを選んでくるだろう』と、相手が予測すると思っていました。Jリーグに帰ってきたら、相手は僕がドリブルやシュートで来ると思っているだろうと思ったので、そこに掛けてくるDFを逆手にとって、空いているエドゥーにパスをしました。河野(広貴)くんが、ニアに突っ込んできてくれていたので、エドゥーは絶対にフリーになると分かっていましたし、しっかり見て、パスを出すことができました」
 
 代表戦を終えて、「メンタル的にも肉体的にも、疲労はあった」と認めるが、得たものは大きかったようだ。「代表の選手と一緒にプレーをさせていただいて、技術、メンタルの部分で、もう一段階レベルアップしないといけないと思いました。まだまだ成長途中だと思うので。次の代表も近くありますし、そこに選ばれるためにも、Jリーグでの結果が必要だと思うので、1試合1試合、集中して、自分を出して行けたらと思います」と、意気込む。

 大きな注目を集める武藤だが、地に足をしっかり付けている。「注目をしていただけることはいいことですが、それで浮かれたり、自分のプレーを見失ったりしないように心がけています。このプレッシャーを逆に楽しんで、結果を出して行ければ、1プレーヤーとしてもまた成長していけると思うので、プレッシャーも楽しんでいきたいと思います」と言い、「今日は個人的にも結果を残せていませんし、チームも勝てなかったことが残念。内容的にも悪くはないので、とにかく前を向いて、次の試合で勝利を目指すだけです」と、次節・川崎F戦でのリーグ戦4試合ぶりの勝利を見据えた。

(取材・文 河合拓)▼関連リンク
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