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総理大臣杯全国2位と8強が関東2部Lで激突!法政大が3発逆転勝ち!!

ゲキサカ / 2014年9月14日 6時40分

 いい流れの中で先制できなかった法大に対し、抜け目なく1点を狙い続けた青学大が先制点を奪う。後半7分、右サイドで関谷が絶妙なスルーパスを通すと、駆け上がったMF恵龍太郎(4年=滝川二高)がGKとDFの間にラストパスを入れる。これを角宮が左足で沈めてリードした。青学大は山田が幅広い動きで危険を消し、この山田と伊藤、そして関谷のトライアングルが前線へボールを配球。後半の流れは青学大にあった。

 だが長山一也監督が「後半の立ち上がりは凄く悪くて、前線からのプレッシャーも全くできていなかった。ウチの守り方ができない中であの背後の取られ方。青学さんも個の力、スピードがあるので隙をつくってしまったかなと思うんですけど、そこから3点取れる力はついてきたのかなというのがありますし、運動量も落ちなかった」という法大が青学大を凌駕する。15分、交代出場のFW安藤央(4年=新潟明訓高)を起点とした攻撃から左MF白石がDF2人の間へ鋭く割って入ってラストパス。これを高橋が1タッチで沈めて同点に追いついた。

 畳みかける法大は17分、右中間で高橋がスルーパス。前線を追い越して飛び出してきたMF黒柳駿(2年=浜松開誠館高)が右足でゴール左隅へ流し込んだ。リーグ戦初先発の黒柳の一撃で勝ち越した法大は、星や安藤が決定的なシュートを打ちこんでいく。青学大も山田の約50mのロングシュートや交代出場のMF後藤拓斗(4年=横浜FMユース)が絶妙なトラップから放った右足シュートなどで同点ゴールを狙ったが、長山監督が「アグレッシブにというのはずっと言っていること。『それができないと試合に出れないよ』というような形でチームとしてベースはできつつある」と説明する法大の最後まで全く落ちないハードワークと強烈なプレスの前に苦しい攻撃になってしまっていた。逆にしたたかに時間を削っていた法大は45分、クリアボールをおさめた白石が左中間から縦に仕掛けてPKを獲得。これを右隅へ決め、3-1で勝利した。

 法大にとって関東2部から勝ち取った総理大臣杯準優勝は自信となり、また素早い守備の準備、細かいポジショニングの修正など全国大会で出た課題を修正したことで隙のないチームになりつつある。総理大臣杯で準優勝に終わったことで、2部の法大には全日本大学選手権の出場権がない。だが、チームは残り試合全勝、1部復帰という目標へ向けて一丸となり、日ごろから激しいポジション争いを繰り広げている。長山監督は「この仲間と一緒にできるのはあと9試合なので、結果が出てくると達成感も凄く出てくると思いますし、取り組みの面で前向きにやってくれていますし、ボクとしても彼らに結果を出させてあげたいという思いがあるので、結果を出し続けて最後笑って終われるようにやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 吉田太郎)

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