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[MOM1123]桐光学園MF西川公基(1年)_代表復帰へ「止まっている場合じゃない」

ゲキサカ / 2014年9月16日 7時51分

[MOM1123]桐光学園MF西川公基(1年)_代表復帰へ「止まっている場合じゃない」

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.14 2014 Rookie LeagueAグループ第9節 桐光学園高 3-1 帝京三高 時之栖裾野G]

 注目世代を引っ張る存在となる。桐光学園高のMF西川公基(1年)は180cmの長身を持つ大型アタッカー。今年2月にはU-16日本代表候補合宿メンバーにも選出されている注目の素材だ。

 この日は「普段はもっとスピードに乗ったドリブルとかが多いんですけど、ルーキーリーグではチームとして崩すことを目的にしている。個人に頼らず、人を使っていくことを学んできた。トップチームでやるよりはアシストとかできるようになってきて成長できていると思います」と懐深く、スピードも十分のドリブルは控えめ。周囲との連係で崩すことを意識した西川はドリブルを警戒させながら出したスルーパスで2点目の起点になるなど、攻撃の中心としてチームの勝利に貢献した。

 湯田哲生コーチは「スピードとテクニックがある」と認めるタレントについて「自分が奪われたら、自分で回収する力もそうですし、奪い返す力が必要。ボール際はやるけれど、それ以外でも関わる予測力をもっとつけないといけない」という。1年生ながらトップチーム入りし、プリンスリーグ関東でも交代出場を続けている期待の存在だが、まだまだ課題も多く「こっちで90分間出続けることも必要」(湯田コーチ)と1年生チームでプレー体力を身に着けることにも取り組んでいる。

 西川は「点も取れて、アシストもできて、トップ下という位置でいろいろな仕事ができるタフな選手になりたいです。試合の中で走り切るとかができない。止まってしまうので運動量を増やしていきたいです。ボールに関わる回数とか、自分の苦手な連動性とか、運動量を特にやっていきたい」と誓う。

 代表復帰にも狙いを定めている。「代表に戻りたいという気持ちはある。そのためには『桐光で止まっている場合じゃない』し、もっと上を目指してトップでスタメンでゴールも奪えるような選手になりたい。周りもレベル高くて自分もいろいろと周りに支えられている部分が多い。(今年は注目されている世代だが)みんな上手い中でも中心メンバーとして引っ張っていきたい」。目標はドルトムントのMFマルコ・ロイス。「いつも意識しています」というドイツ代表のアタッカーを目指して日々成長する。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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