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[特別インタビュー]最注目ルーキーの素顔F東京FW武藤(前編)「自分のことを客観的に見ることが得意」

ゲキサカ / 2014年9月18日 13時4分

―――開幕直後はサイドでした。途中からFWに移りましたが、戸惑いはありませんでしたか?
「最初は3トップのサイドでしたが、そこからフォーメーションの変更があって、4-1-2-1-2になって、サイドがなくなってしまったんです。『自分はどうしよう?』と不安になったのですけれど(笑)、そこで監督がFWに抜擢してくれて。そのおかげでだいぶ点を取ることも意識し始めましたし、サイドでプレーしていたときよりも、得点に関する貪欲さも出て来たと思います」

―――ポジション変更の際、監督からはアドバイスがあったのですか?
「ゴールに向かう姿勢や裏へ抜ける姿勢は、個人指導を受けましたね。でも、最初はやっぱり戸惑いました。サイドだと、自分のライン際からは相手はこないので、180度を考えればいいのですが、FWになると360度どこからDFが来るのかもわからないので、そこに戸惑いもありましたが、数試合こなしていくうちに慣れたので、柔軟に対応できたことは良かったなと思います」

―――ユースのときはサイドバックもやっていたそうですが、本来はどこの選手なのですか?
「そうですね。どこでもできますね。DFも苦手ではないですし。やっていて気持ちが良いのはサイド…なのかな。でも、最近はFWで点も取れるようになってきて、得点する喜びも感じられるようになってきたので、FWも楽しんでやれるようになっています」

―――プロの壁は、ここまでありましたか?
「プロの壁ですか? 特別指定のときはだいぶありましたね。周りの選手の目を気にしたり、自分のプレーを上手く出せなかったり、自分の良さを上手くアピールできなかったので。その面で少し悩んだ時期もありました。でも、今年FC東京に入ったときは、とにかく『やってやろう』という気持ちしかなかったので、壁という壁はなかったですね」

―――武藤選手は石橋を叩いて渡るタイプの慎重派? それとも大胆に橋を渡るタイプ?
「どうだろう? サッカーに関しては、どちらかというとガンガン行く方ですが、普段の生活とか、物事を決めるときには石橋を叩く方かな(笑)」

―――ユース時代、トップチームからオファーがあったのに断った。そこは慎重派が顔を出した?
「そうですね。自信がなくて。結構、自分のことを客観的に見ることが得意で、絶対に自分のことを過剰評価もしませんし、そうやって自分を外から見たときに、自信がなかった。『まだ、これはプロではできないな』と思ったので、ユースのときはトップに行かずに大学を経由していこうと思いました。もちろん、プロは目標に置いていたのですが、キャンプに参加させていただいたときなどに、『ちょっと違うな』というか。『自分はまだ実力が足りていないな』と感じました」

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