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[アジア大会]攻撃陣に手応え感じる手倉森監督「頭の柔軟性を示した」

ゲキサカ / 2014年9月21日 20時2分

[アジア大会]攻撃陣に手応え感じる手倉森監督「頭の柔軟性を示した」

[9.21 アジア大会GL第3戦 日本4-0ネパール 高陽]

 予想以上に相手が引いてきた。ネパールはFWの選手も自陣深くまで戻り、PA付近に人数を割いてゴールを封鎖しようとした。U-21日本代表を率いる手倉森誠監督も「想定外だった」と振り返るほどの徹底ぶりだった。

「前半の我々のパス回しに対して5バックにしたというのは想定外。でも、それくらい自分たちがイラク戦でいやらしい攻撃をしていたんだろうなという表れだったと思う」

 想定外の守備に遭ったものの、前半33分にFW野津田岳人のミドルシュートでゴールをこじ開けると、後半には鮮やかな連係から次々とゴールネットを揺らした。特に後半のコンビネーションには指揮官もご満悦の表情を見せている。

「(2点目となった)中島翔哉が決めたようなコンビネーションでのゴール、(2点目と3点目の起点となった)矢島慎也の『間』を抜くパスというのが武器であることを示せた。決勝トーナメントに向けてものすごいアドバンテージになる得点だったと思う」と語ると、「ああいうプレーはサッカーで一番楽しめるところ。頭の柔軟性が身に付いている証拠だろうな」と満足気に話した。

 この日の勝利でグループリーグ突破を決めた。第2戦のイラク戦では敗れたものの、「イラクに負けたことで学んだことが本当に多く、足りない部分を気付かされました。2勝1敗でもかなり力を蓄えて決勝トーナメントに行ける実感があります」と敗戦も前向きに捉え、「絶対にもう一度イラクとやりたいというチーム状況なので、決勝まで是が非でも上がって再戦したい」と決勝トーナメントへ向けて意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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