[アジア大会]システム変更のスイッチ役として機能した矢島「そろそろ点を取りたくなってきた」
ゲキサカ / 2014年9月25日 22時28分
[9.25 アジア大会決勝T1回戦 日本4-0パレスチナ 華城]
手倉森誠監督が最初の交代カードを切ったのは2-0とリードしながらも、相手に押し込まれる時間が続いていた後半18分。指揮官に呼ばれたのはMF矢島慎也(浦和)だった。
矢島は「足を気にしていたので」(手倉森監督)というMF大島僚太と交代してピッチへ。するとU-21日本代表は4-3-3から4-2-3-1へとシステムを変更した。
「ちょっと相手のペースになりかけていた部分もあったので、中盤を厚くして、取った後に取られないようにするためという指示だった」と矢島。チームはこれでペースを取り戻し、再び前半と同じようにリズム良くボールを回し始めた。矢島は2列目のMF中島翔哉、FW野津田岳人とめまぐるしくポジションを変えながらの攻撃でパレスチナ守備陣を翻弄。チームは4-2-3-1にしてからも2得点を決め、4-0で勝利を収めた。
「チームは勝ったし、点も取れているので良かったんではないかなと思う」。そう話す矢島にとっては、勝利に勝るうれしさはないのだが、一方で、ゴールに飢える気持ちが強くなってきたのも事実だ。
後半23分にはDF室屋成のクロスに合わせてニアに鋭く飛び込み、ヘディングでそらせてシュートを打ったものの枠外。「流しすぎた。もうちょっと当てるべきだった」と悔しさいっぱいの表情だ。「今までは、点を取る選手がほかにいるので、自分はパス出しの役になるのはいいのかなと思っていて、点を取れればラッキーと思ってやっていた。でもやっぱりウイングで出ているので、点を取りたいなと思い始めてきた」
ここまでの4試合の得点者はFW鈴木武蔵の5得点を筆頭に、中島、野津田ら8人。次の試合では矢島もその一員に加わりたいところだ。
(取材・文 矢内由美子)
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