[アジア大会]香港に危なげない勝利…なでしこはベスト4でベトナムと対戦
ゲキサカ / 2014年9月27日 2時23分
[9.26 アジア大会準々決勝 日本女子9-0香港女子 華城]
日本女子代表(なでしこジャパン)は26日、アジア大会準々決勝となる香港女子戦を迎えた。試合開始早々にFW増矢理花のゴールで先制したなでしこは4-0とリードを奪って前半を折り返す。後半にも5点を加点すると守備陣も香港に得点を許さずに9-0の完封勝利を収めた。ベスト4進出を決めたなでしこは29日にベトナムと対戦する。
MF宮間あや、MF阪口夢穂と中盤の底でチームを操る2人をベンチスタートさせたなでしこ。グループリーグとはメンバーも変更し、DF羽座妃粋を右SBで先発起用。ボランチにはMF中島依美とMF猶本光を並べた。[スタメン&布陣はコチラ]
いきなり、なでしこが試合を動かす。前半3分、猶本のパスから右サイドを抜け出したMF川澄奈穂美がクロスを送る。FW吉良知夏のヘディングシュートはクロスバーに弾かれたものの、増矢がこぼれ球をヘディングで押し込んで先制点を奪った。
全員が自陣に引いて守備を固める香港を攻め立てるなでしこが、立て続けにゴールネットを揺らす。前半10分には羽座のクロスがオウンゴールを誘って2点目、同14分には中島のFKを相手Gkが処理ミスをして3点目を奪取。さらに同26分には川澄のクロスから増矢が自身2点目をヘッドで突き刺して4-0とリードを広げる。
4点をリードして迎えた後半に入ると川澄に代えて、GL初戦中国戦で負傷していたFW高瀬愛実を投入。高瀬は増矢と2トップを形成し、吉良が左サイドハーフに、MF木龍七瀬を右サイドハーフに移した。すると、後半3分にDF岩清水梓が弾丸ミドルを叩き込んでスコアを5-0とする。
自陣にこもる香港を相手になでしこはワンサイドゲームを続け、後半15分に木龍がミドルシュートを突き刺し、同21分には高瀬がヘッドで叩き込み、7-0。さらに同31分に途中出場のFW菅澤優衣香が中島のCKをヘッドで、同35分には再び木龍がミドルレンジから決めて大量9点を記録。香港のシュートをゼロに抑えて9-0の圧勝を収めた。
(取材・文 折戸岳彦)
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