[アジア大会]全試合フル出場の大学生戦士、DF室屋「このままでは絶対に残っていけない」
ゲキサカ / 2014年9月28日 23時9分
[9.28 アジア大会準々決勝 日本0-1韓国 文鶴]
激しい上下動を続けて攻守に顔を出す右SBだが、この日は攻撃参加を自重。U-21日本代表DF室屋成は自分に与えられた仕事を全うしようとしていた。
序盤から韓国に押し込まれる展開が続くが、室屋は想定内だったと話した。「相手に全体的に押し込まれるのは試合前から予想がついていたし、チームとしてもそう話していました」。だからこそ、まずは失点を防ごうとした。激しく体を寄せて相手から自由を奪い、スピードで置き去りにしようとする相手にも粘り強く対応して自サイドに蓋をしようとした。
前半25分にイエローカードを提示されたが、その後も激しい守備を続ける。絶対に負けられないという強い意志が、そこにはあった。「グループリーグで悔しい思いをしていたので」と振り返るのはGL第2戦のイラク戦。クリアミスから先制点を叩き込まれた場面だ。「とにかくイラク戦の悔しい思いがあったので、ここで自分の力をもう一度証明したい気持ちがあった。そういう思いでとにかく守備では絶対にやられたらアカンと思っていました」。
チームプランから持ち味のオーバーラップを自重したこともあるが、自身も「SBが無理に上がって、逆にスペースを空けてしまうのは避けていました」と語っており、チームとしても「失点するまでは自分たちの理想の形、思い通りの形だったと思っています」と守備にはある程度の手応えを得ている。
今大会には唯一大学生として出場。多くの刺激を受けたが、「自分の足りないところや課題が見えたし、まだまだ力不足なところが多く感じられました。このままでは絶対にこのチームに残っていけないと感じたし、もっともっと個人として成長したい気持ちが強くなった大会でした」と大会を振り返り、さらなる成長を遂げることを誓った。
(取材・文 折戸岳彦)
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