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[選手権予選]「三鷹高」で最後の選手権、東京実振り切り8強進出:東京A

ゲキサカ / 2014年10月6日 18時37分

 少ないチャンスを確実にものにした三鷹。東京実はハーフウェーライン付近からでも投じてくる野口優人のロングスローや前田のキープ力を活かして同点ゴールを目指してくる。だが前日にOB相手にロングスロー対策を行ってきたという三鷹は何本PAまでボールを放り込まれても崩れない。PAでボールを弾ませることなくクリアしていた湯浅は「(ひとつ前の)巽と河内のところをターゲットに来ていた。(彼らが)そこで先に触ってくれた」とチームメートに感謝。またCB吉野秀紀(2年)や傳川もカバーリング良く対応して東京実の反撃を跳ね返していった。

 そして後半8分、貴重な追加点が生まれる。三鷹はカウンターからハーフウェーライン付近で長島がボールを収めると「キャプテンの巽の声が聞こえたので、走ってくると思って出しました」とスルーパス。左中間を抜け出した巽は切り返しから右足シュートをゴール右隅へ決めて2-0と突き放した。佐々木監督が「本当に冷や冷やもので(微笑)。2点目が大きかったです。1点目で自分たちのムードになった。ただ(リードが)1点だったらまた押されてということになったと思う」と振り返った大きな、大きな2点目。東京実は「まずは1点」と反撃するが、15分に混戦から右サイドを縦に突いた前田の右足シュートは枠を捉えず。28分には野口優人のロングスローのクリアボールを小玉が右足で叩いたが、シュートはGKが反応して追撃することができない。

 三鷹もFW平光太一(3年)や巽中心に3点目を狙ったものの、勝負を決定づけるゴールを奪うことができなかった。対する東京実は38分、左サイドを一気に抜け出したFW赤松尚斗(2年)がシュートにまで持ち込んだが、ここは武田が好守で立ちはだかる。それでも諦めない東京実は39分、前線で前田が競り勝つと、これにいち早く反応したFW野口優斗(3年)が右足シュート。GKの手を弾いた一撃がゴールへ吸い込まれて1点差となった。だが、東京実は1分間のアディショナルタイムで思いを成就することはできず。逃げ切った三鷹が東京4強、「西が丘」進出へ王手を懸けた。

[写真]後半8分、三鷹はカウンターから巽が2点目のゴール
 
(取材・文 吉田太郎)

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