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[選手権予選]雨中の逆転劇!強力2トップと好守の東京朝鮮がV候補・成立学園撃破!!:東京B

ゲキサカ / 2014年10月7日 17時9分

 そして後半11分、東京朝鮮はFWリ・キョンチョル(2年)の右FKをチェ・フィジョンが一段階高いヘッドでゴールへ叩き込んで同点に追いついた。その後、成立学園は町田ジェフリーのキープから攻撃参加した吉田が右足を振り抜き、東京朝鮮はMFシン・テス(3年)の1タッチパスからリャン・ヒョンジュがクロスバー直撃の右足シュートを打ちこむ。オープンな攻め合いから成立学園・湯沢慶(3年)、東京朝鮮・チョン・ジョンオ(3年)と両GKがファインセーブを見せあう好勝負。だが、東京朝鮮はハン・ヨンテの決定的な一撃がポストを叩き、成立学園も終了間際に上田の右FKに町田ジェフリーが飛び込むが試合を決めることができない。

 1-1のまま突入した延長戦の後半7分、東京朝鮮はカウンターからリ・キョンチョルがDF間に出したパスにチェ・フィジョンが反応して右足を振りぬく。最後は中央にこぼれたボールを「ボールが転がってきたときに、きょう調子悪くて、来た瞬間緊張してどうしようかなと思ったんですけど無我夢中でした」というハン・ヨンテが右足でゴールへ押し込んで熱戦に決着をつけた。東京朝鮮の高監督は「ウチの2トップが凄いんで、いつも2点は入れられると子どもたちには言っている。1点に抑えられれば常に勝つと言っています。きょうもその試合通りだったと思います」と2トップの得点力の高さと好守を勝因に挙げて笑顔を見せた。

 主将のキム・ジョンホは「強い相手だったんですけど、絶対に勝てると言う気持ちを持っていたので勝てたと思います。ボクたちは朝鮮学校にいるんですけど、後ろにはいろいろな同胞がいるし、先生方とかそういう気持ちを背負っていつも戦っている。きょう気持ちひとつになれたんですけど、またチームでひとつに団結して、一週間後に準々決勝あるので集中切らさず調整すること。まず次の試合に集中して勝って全国へ行きたい」。やや波があるだけに、強豪を倒した次の試合でもチーム一丸となって力を発揮できるか。ライバル校たちもその実力を認める東京朝鮮が主役の座に躍り出るか注目だ。

[写真]延長後半7分、ハン・ヨンテの決勝ゴールを喜ぶ東京朝鮮イレブン

(取材・文 吉田太郎)

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