2戦合計3-2!広島が柏の猛追を振り切り4年ぶりのナビスコ杯決勝へ
ゲキサカ / 2014年10月13日 8時15分
[10.12 ナビスコ杯準決勝第2戦 柏2-1広島 柏]
ナビスコ杯準決勝第2戦、柏レイソル対サンフレッチェ広島が行われ、2-1で柏が勝利した。しかし、2戦合計スコアを3-2としている広島の勝ち抜けが決定。来月8日に埼玉スタジアム2002を舞台にする決勝へと駒を進めた。
決勝進出のためには最低でも2点が必要な柏は、第1戦で退場処分を受けたMFエドゥアルドを含めて先発を3選手変更。敵地に乗り込んだ広島は、第1戦と同じ11人をスタメンに並べた。
立ち上がりからボール支配率を高めて攻めたのは柏だった。4分に先発に抜擢されたMFドゥドゥが最初のシュートを放つと、15分には決定機。MF大谷秀和のスルーパスに反応したFWレアンドロが右足を振り抜くもGK林卓人の好セーブに阻まれる。
前がかりになる柏に対し、広島はFW佐藤寿人が一瞬の隙を狙い牽制。第1戦でも2ゴールに結びつけたMF高萩洋次郎とのホットラインで得点を伺う。
前半中盤に入ると試合はこう着状態に入ったが、柏が先に試合を動かす。38分、DF橋本和がゴール前にクロスを入れると、飛び込んだレアンドロが頭で合わせて1-0。2戦合計1-2として試合は後半へ。
後半開始2分、広島がチャンスを迎える。MF山岸智のクロスに佐藤が飛び込んだが枠を捉え切れない。
後半に入っても柏がペースを握ると、6分、敵陣深い位置でドゥドゥがパスミスをさらうと、すぐさまレアンドロへ。レアンドロが右足で流し込むとスコアは2-0に。2戦合計で2-2となり試合は振り出しに戻った。
押し込まれる時間が続く広島は、16分に佐藤からFW皆川佑介、24分に山岸からMFミキッチへと交代策を講じる。すると直後の25分、ミキッチに代わって左サイドにまわったMF柏好文を起点に、最後は皆川のポストプレーから石原。しかし、フリーで放ったシュートはクロスバーを超えてしまった。
交代でリズムをつかんだ広島は29分、柏が入れたクロスがそのままGK桐畑和繁まで届くと、弾いたこぼれ球をMF石原直樹が押し込む。貴重なアウェーゴールで、2戦合計2-3と勝ち越しに成功する。
さらに2点が必要となった柏は、6分のアディショナルタイムも含めて猛攻を仕掛けるも、3枚の交代枠を使って逃げ切りを図る広島を崩し切れずタイムアップ。
11月8日、広島はナビスコ杯初優勝をかけてG大阪と対戦する。
(取材・文 奥山典幸)
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