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[選手権予選]「腹くくって」勝利に徹した帝京安積、第2シード撃破して初の4強進出!:福島

ゲキサカ / 2014年10月13日 16時22分

 この一週間、2年生と小田監督は九州へ修学旅行。ただメンバーの2年生は修学旅行をキャンセルして、3年生たちとともにこの試合に懸けてきた。主力組は勝つための最高の準備をしてきたが、メンバー外の2年生も修学旅行先で早朝5時30分からトレーニングを行うなど、常に頭の片隅に学法石川戦のことを考えてこの一週間を送ってきたという。そしてこの日は決して得意ではなかった勝利に徹するサッカーを全員で貫徹。主将の鈴木順は「修学旅行行ったメンバーも、こっちに残ったメンバーも同じ方向向いて、いろいろな思いがある中でチームがひとつの方向向いてやったと思います」と勝因にチーム全員が勝つことにこだわってやってきた成果を挙げていた。

 準決勝の対戦相手は昨年の準々決勝で0-6で大敗している富岡高。昨年は初の8強進出を果たし、どこか浮かれた雰囲気のまま準々決勝を戦ってしまい、大敗を喫した。福島制覇を掲げてスタートした新チームは新人戦でまさかの地区大会敗退。その後もなかなか結果を残すことができなかった。自分本位なプレーをする選手もいて、甘さのあったチームはスタッフから「子どものサッカー」と厳しく指摘を受けてきたという。ただそこから個々が意識を変え、まとまりのあるチームになったという実感がある。鈴木順は「自分たちのやりたいことやっていたのに比べたら、ちょっとずつ大人のサッカーに近づいてきた。(準決勝では)スタートで出る人、ベンチにいる人、応援してくれる人、OB、保護者といろいろな人がいる中で感謝の気持ちを忘れてはいけない。勝って頂点を目指したいです」と誓った。

 小田監督は「4つに入ったらトップも見えてくる。それをどれだけウチの選手が本気で考えられるか。それが一番のポイントじゃないかと思います。口では言っているかもしれないけれど、内心満足しているヤツがいたら難しい。みんながそうなれるか」。昨年の反省も活かして全員が本気で勝つための努力をして、準決勝で富岡にリベンジする。

(取材・文 吉田太郎)

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