[AFC U-19選手権]U-19日本代表の空気変えた「ムードメーカー」高木大輔
ゲキサカ / 2014年10月14日 7時53分
[10.13 AFC U-19選手権GL第3戦 U-19日本代表 2-1 U-19韓国代表 ミャンマー]
練習中、あるいは取材中のミックスゾーンで、大きな声と華やかな笑い声が響いたのなら、その輪の中にはMF高木大輔(東京V)がいる。例えば、韓国戦前日練習。ベトナム戦の主力組と鈴木政一監督は姿を現さなかった。普通であれば、監督の目が行き届かない練習は得てして集中を欠いたものになりがちだが、適度なテンションと明るさをもたらしているのは高木の存在だった。一言で言えばムードメーカー。自身が出場に恵まれていなくても、「ベンチからでも貢献はできる。それだけで良いとは思ってはないけれど、できることはやっているつもり」と話す。
単に明るいだけではない。「誰か一人でも外れちゃいけない」と、チーム内に苦しむ者がいれば救おうとする。
例えば、だ。ベトナム戦でスタメンを外れたMF金子翔太(清水)は、「この代表に入って初めてスタメンを外れた」と非情に落ち込んだのだそうだ。その金子を高木は救った。「アイツ初戦で自分で分かるくらい悪くて。メンタル弱いっていうか落ち込んでるけど、アイツが落ち込んでたら面白くないから。もともと一番いじられてるやつだから、落ち込んでるからこそいじって」金子を引き上げた。金子も高木がいたからこそ、切り替えが出来たと感謝を口にした。韓国戦、左サイドの再三の突破で相手を苦しめたのは金子だった。
その韓国戦の後半32分、高木に出場機会が与えられた。スコアは2-1という状況。「とにかく守りきれ、隙あらば点を取れ」という指示を受けてピッチに送り込まれたのだと言う。守備に体を張り走り回る高木。MFながら相手のサイド攻撃を封じる意図が明確だった。
だが、一方でコーチからは、違った檄を飛ばされていたという。
「お前今日は決めるで!」
決める、つまり得点するだろうとコーチからは予言されていた、と明かす。高木は意気に感じその短い時間プレーしたが、結果はノーゴール。でも、その期待が嬉しかったそうだ。チームメイトを救う高木自身はコーチのそんな一言に励まされた。「大会中にはその期待に応えたい」と密かに大会中の得点を狙っている。
(取材・文 了戒美子)▼関連リンク
AFC U-19選手権ミャンマー2014特集ページ
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