ブラジルと対峙し果敢に仕掛けた武藤「目標ができた」
ゲキサカ / 2014年10月15日 2時5分
[10.14 国際親善試合 日本0-4ブラジル シンガポール]
試合前の宣言どおり果敢に仕掛けた。0-2の後半7分から途中出場したFW武藤嘉紀(F東京)は後半23分、左サイドからドリブルで縦に仕掛け、DFジウをかわす。深くえぐってゴール前にクロスを入れたが、惜しくもDFにクリアされた。
試合前、「積極的に行かずに、消極的に行ってしまうと、自分と相手との技量の差は測れない」と話していたドリブラーはその言葉どおりに1対1で勝負を仕掛けた。「積極的に行かないと世界との差は見えない」。一人目は抜き去ることができた。しかし、得点にはつながらず、チームも劣勢のまま失点を重ねた。
「何とか流れを変えたかったけど、相手のペースのまま進んでしまった。途中出場は流れを変える役割、得点に絡むことが求められるけど、そこは何もできなかった」
砂混じりの劣悪なピッチコンディションの中、テクニックの差も如実に感じた。「ブラジルの選手はあれだけ悪いピッチでもタッチが大きくなったりしない。芝のせいにはできないけど、技術だったりスピードで大きな違いを感じた」と率直な感想を口にした。
「生まれて初めてこれだけの差を感じた。まだまだ自分が下手だと思ったし、もっともっとうまくなりたいと思った」。サッカー王国・ブラジルと対峙し、痛感させられた現実。しかし、同時に世界のトップがどういうレベルにあるのかを肌で感じることもできた。「そのレベルにまで自分が上がっていきたいという目標ができた」。初のブラジル戦を終えた22歳のアタッカーはより一層、目を輝かせた。
(取材・文 西山紘平)
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