選手選考の収穫語るアギーレ監督「たくさんの結論が出た」
ゲキサカ / 2014年10月15日 4時9分
[10.14 国際親善試合 日本0-4ブラジル シンガポール]
試合前に明言していたとおり、10日のジャマイカ戦(1-0)から先発6人を入れ替えた。FW小林悠、MF森岡亮太、MF田口泰士の3人が国際Aマッチ初先発。DF塩谷司はデビュー2戦目で、MF柴崎岳、DF太田宏介も国際Aマッチ3試合目。FW本田圭佑、DF長友佑都らをベンチに置き、国際経験の少ない若手を積極的に起用した。
試合前日の会見で「現在はアジア杯に向けて選手を選考している時期。選手を見つけることが最優先になる」と話していたハビエル・アギーレ監督は、その言葉を忠実に守った。この日の試合後も「我々の目的は変わっていない。アジア杯に向けて選手を選考すること。そして今日も選手を見ることができた」と強調した。
「今日の両チームの違いは選手の若さだったかもしれない。今日はJリーグの若い選手を7人起用した。そこが一番違ったかもしれない。2点目を取られたところで、初めて強豪と対戦した選手が少し自信を失ったことも考えられる」
選手を見極めるうえで、より厳しい環境で、強豪相手にどんなプレーをするかを重視した。この日のスタメンについて「選手たちのキャラクターを見るためだ。アジア杯に向け、重要な責任のある場に挑めるかどうかというところを見た」と説明した指揮官は、そのうえで「たくさんの結論を出すことができた」と、収穫を口にした。
「今日は私にとって重要な試合だった。こういった逆境の中で選手を見ることができた」。だれが世界と戦うことができるのか。そして、だれは戦えないのか。アギーレ監督の頭の中では着実に選手選考が進んでいる。
来年1月のアジア杯に向けた6試合の強化試合のうち4試合が終わった。「もうすでに決まっている選手たちもいる。しかし、それを発表するのはアジア杯のリストを発表するときだ」。残るは11月14日のホンジュラス戦(豊田ス)と同18日のオーストラリア戦(ヤンマー)の2試合。アジア杯メンバー23人入りを懸けた選手の生き残り競争も最終局面に入った。
(取材・文 西山紘平)
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