[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.6]久御山MF大村英梨也(3年)
ゲキサカ / 2014年10月15日 10時48分
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[10.11 全国高校選手権京都府予選3回戦 久御山高 6-0 亀岡高 久御山高G]
全国準優勝を果たした10年度大会以来、4年ぶりとなる選手権を目指す久御山高。初陣となった亀岡高戦は「予想以上に引いた相手に苦戦してしまった」と松本悟監督が口にしたようにブロックを固めた亀岡高を崩し切れず。押し込みながらも単調なボール回しに終わり、FW四方健介がようやく決めた先制点は前半も半ばを過ぎた25分だった。
決して本調子とは言えなかった久御山の中で存在感を見せたのがキャプテンのMF大村英梨也(3年)だ。2年生MF山本蓮と共にフリーマンを託された彼は中盤の状況を見ながら、自在にポジションを取り、チームをコントロール。カウンターを受けそうになると先回りして、ピンチの芽を摘み取る。マイボールにしてからは、久御山らしい巧みな足下を生かした2列目からの持ち上がりと散らしで攻撃のスイッチを入れるなど、攻守を牽引。アシストやゴールなど公式記録に名を刻むプレーは出来なかったが、後半の4得点を含む6発大勝に彼は欠かせなかった。
攻守両面でのツボを押さえたプレーが持ち味だが、最大の特長は自他ともに認める運動量の多さだ。小学生の頃から持久走大会では常に1番。高校に入ってからは陸上部に勝つことも「ざら」という豊富なスタミナは「運動量があるので、守備のカバーをしたり、前に出ていって仕掛けたり、パスを出せたり出来るのが持ち味だと思う。人より走れるのでカバーしようという気持ちが多い」と口にするようにサッカーでも大いに活かされている
技巧派揃いの久御山において、異色とも言える“走り”の大村が生まれたきっかけは小学校1年生の頃。京都市のマラソン大会で負けた事をきっかけに、翌年のリベンジのために父親と共に走り込みを行った。特訓の成果もあり、2年生では見事に優勝。「僕は負けず嫌い」と笑うように運動量ともに気持ちの強さの原点となっている。
入学以来、一度も立てていない選手権全国大会への思いは誰よりも強い。2年生だった昨年は準々決勝の莵道高戦で途中出場。入った時点では2-0とリードしていたが、流れが一気に相手に傾き3失点。まさかの逆転負けで涙を飲んだ。「僕の責任で負けたと思っている。先輩たちの卒業式でも、『僕のせいで負けたので、来年は必ず優勝する』と宣言したので、負けるわけにはいかない」。自身のプライドのため、先輩との約束のため。大村と久御山の負けられない戦いは始まったばかりだ。
(取材・文 森田将義) 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!▼関連リンク
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