[AFC U-19選手権]オナイウが初先発か、U-19日本代表が世界大会の切符をかけて北朝鮮と激突
ゲキサカ / 2014年10月16日 23時18分
AFC U-19選手権ミャンマー2014は17日に準々決勝4試合を行い、グループリーグCグループ1位のU-19日本代表は、Dグループ2位の北朝鮮と対戦する。大会の4位以上にはU-20W杯ニュージーランド2015の出場権が与えられる。日本は3大会連続で準々決勝敗退と世界大会の切符を逃し続けており、悲願の出場権獲得をかけた戦いとなる。
日本は13日にグループリーグ最終戦で前回王者の韓国を撃破して3位から一気に首位へと浮上して決勝トーナメント進出を決めた。しかし、第2戦で負傷したMF松本昌也(大分)、奥川雅也(京都U-18)は負傷のため戦列を離れた。韓国戦の翌日は、中1日の3連戦だったグループリーグの疲労を癒すために休養をとり、2日間のトレーニングで決戦に向けた調整を行った。
15日は、相手最終ライン裏へのクロスや、相手のポストプレーに対する守備のアタックに取り組み、16日は紅白戦を中心に調整を進めた。また決勝トーナメントに入るため、両日ともPK戦の練習を行った。16日のPK練習ではGK中村航輔(柏)が7本中4本を止め、自らはキックを成功させるなど力を示した。決戦を翌日に控え、ここまで3得点を挙げているエースの南野拓実(C大阪)は最終調整を終えて「いつも通りに良い準備ができている。早く明日の試合に臨みたい。ケガで離脱した2人の分も、僕たちが(U-20W杯の)出場権を獲得して、優勝して帰れるようにしたい。2人だけでなく、いろんな人の気持ちを背負って、責任感を持ってプレーしたい。個人的には、いつも通りにゴールでチームに貢献したいと思う」と連続ゴールに意欲を見せた。
また、16日の練習では、FWオナイウ阿道(千葉)が主力組のFWを務め、左DFには第3戦同様に宮原和也(広島)が起用された。初先発の可能性が浮上したオナイウは「もちろん、気持ちは入っているし、すごく大事な試合だということも分かっている。個人で打開できれば(マークが)空く人も出てくるし、自分がシュートを打てなくても、そこでパスを出せれば得点につながる。ボールが入ったときは積極的に仕掛けて起点になれればいい。北朝鮮の守備はすごく激しい印象。負けないような気持ちでしっかり戦いたい」と強固な北朝鮮の守備をこじ開ける気概を示した。
対戦相手の北朝鮮は、グループリーグの最終戦で前評判の高かったイラクを2-1で下して決勝トーナメントに滑り込んだ。終盤は運動量の落ちたイラクに鋭いカウンターを何度も浴びせてチャンスを作った。FWを含めた全員でコンパクトな守備隊形を作り、CBミン・ヒョソンを中心に対人戦では容赦ないチェックで強さを見せる。カウンターの途中で思い切りの良いミドルシュートを放つこともあるため、日本は気を抜けない。在日本朝鮮人サッカー協会のキム・ジョンソン副会長がチームに帯同し、愛知朝鮮高校から朝鮮大に進学した1年生のキム・ソンスンもメンバー入りしているため、日本の情報にも通じていると思われる。先制点をどちらが取るかで展開は大きく変わりそうだ。
日本としては先に取られてゴール前を固められる展開は避けたいところだ。日程面では1日多く休めた日本の方が有利。ネピドーは、夕方になっても蒸し暑さが残る。日本は得意のパスワークで相手を翻弄しながら攻撃を仕掛けたい。勝って世界の切符をつかむ――。目標は一つだ。
(取材・文 平野貴也)★この試合の模様はCSテレ朝チャンネル2で独占生中継!
▼関連リンク
AFC U-19選手権ミャンマー2014特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
高校選手権決勝5万8347人の大盛況も…夢舞台48校が抱える課題と「天と地の差」【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2025年1月16日 20時10分
-
徳田誉はU-19日本代表候補合宿で得点アピール、U-17W杯の悔しさ忘れず「世界大会の借りは世界大会でしか返せない」
ゲキサカ / 2025年1月16日 17時41分
-
偶然見ていた7年前「まさかあの時」 熾烈な得点王争い…先輩の雪辱に燃えるストライカー
FOOTBALL ZONE / 2025年1月12日 21時30分
-
【高校サッカー】流通経大柏 PK1点守ってV王手 決勝は8年越しリベンジを
スポニチアネックス / 2025年1月12日 4時55分
-
出場校チーム紹介:明秀日立高(茨城)
ゲキサカ / 2025年1月6日 22時17分
ランキング
-
1【卓球】「ここまで圧倒されたのは…」完敗の張本智和 17歳・松島を称賛「今年1年は彼の年になるかも」
スポニチアネックス / 2025年1月26日 12時23分
-
2大谷翔平に続き…ジャッジも“夕食会”欠席 妻が第1子妊娠中のため、MVP2人不在に
Full-Count / 2025年1月26日 8時17分
-
3【競泳】北島康介会長 ターン標識設置ミスを陳謝 女子400メートル個人メドレー決勝は再レースを実施
スポニチアネックス / 2025年1月26日 15時25分
-
4女子マラソン新星・小林香菜「訳がわからないです…タイムいくつ?」 残り800mで大逆転日本勢トップに本人混乱【大阪国際女子マラソン】
THE ANSWER / 2025年1月26日 14時55分
-
5【卓球】「サボテンを育てている感覚」早田ひな、左腕の故障と付き合いながら史上6人目の3連覇
スポニチアネックス / 2025年1月26日 14時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください