[国体少年男子]「目標に向かって勢いに乗れる」岡山県が開催県・長崎県を撃破!!
ゲキサカ / 2014年10月17日 21時1分
先制された長崎は相手DF間に確実にボールを通しながら反撃。35分には永峯を起点に右サイドからMF熊谷康(長崎総合科学大附高1年)が折り返し、井原がPAから右足シュートを放った。だが、ここも立花にコースを消されてしまう。後半、よりポゼッションを徹底し、ボールを良く動かしていた長崎は8分に永峯の左足ミドルがゴールを捉え、15分には永峯の縦パスからFW野中魁(長崎U-18、1年)が左足を振りぬく。
だが、岡山は11分、金田監督が「彼が出てきたときはギアが上がる」というU-17日本代表MF伊藤涼太郎(作陽高2年)を投入。17分には中央でのパス交換から伊藤が右足シュートを放ち、20分にはDFをかわした伊藤の柔らかい右足シュートがゴールを捉える。そして23分には伊藤のスルーパスを受けた西林がDFを外して決定的な左足シュートを放った。だが、これをGK藤岡柊太(長崎南山高2年)のファインセーブで阻んだ長崎は26分に交代出場のMF廣田大起(長崎南山高1年)が左足シュート。廣田のドリブルや井原のスルーパス、永峯の展開などから反撃の色を強めて行く。だが、ゴール前で非常に堅い岡山を切り崩すことができない。33分に左クロスに井原が合わせたヘディングシュートも枠左に外れて初戦敗退となった。
岡山は大会前のトレーニングマッチで5連敗していた。それでも直前の試合では対長崎の手ごたえも得て、初戦を1-0で勝利。本田主将は「チーム一丸となって、このチームの良さは仲良くて、みんなチーム一丸でやろうというところ。そして目標に向かって勢いに乗れるのがこのチームの良さだと思う。それがこの試合に出た。それに尽きると思います」と雰囲気の良さと一体感を勝因に挙げた。そして金田監督は「最後は粘りですね。守備のところもやることやってくれた。それが結果に繋がったと思います」。地元の期待を背負い、必死に勝利を目指してきた長崎を上回って初戦突破を果たしたが、選手たちの目標は日本一。野田は「ここで満足したらダメなので、チームで日本一を目標に掲げている」。満足することなく、2回戦突破へ向けて集中する。
[写真]前半24分、野田の先制ゴールを喜ぶ岡山イレブン
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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