J3第29節…金沢ががっちり首位固め、3位町田と4位鳥取は後退

　J3第29節が10月18日、19日に全国各地で開催された。初年度のJ3は12クラブによる3回戦総当たりのリーグ戦を行って覇権を争うことになる。

　首位を走るツエーゲン金沢は藤枝MYFCをホームに迎えた。前半23分にMF山藤健太のCKからDF作田裕次がヘディングで決めて先制した金沢は、同27分にもカウンターから最後はMF清原翔平が沈めてリードを2点差に広げた。その後ゴールは生まれなかったものの、守備陣も藤枝に得点を許すことなく逃げ切って2-0の完封勝利。前節町田戦のスコアレスドローで連勝こそ7で止まったが、9試合負けなしとがっちり首位固めに入っている。

　金沢を追う2位のAC長野パルセイロはホームでSC相模原と対戦した。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半11分に長野が試合を動かす。右サイドでボールを受けたMF西口諒が上げたクロスをFW佐藤悠希がワンタッチで落とすと、FW勝又慶典が右足で蹴り込んで先制に成功した。さらに同40分にはゴール前の混戦から途中出場のDF野澤健一が決めて、2-0の勝利を収めた。勝ち点3を上積みして勝ち点59とした長野は、首位金沢を勝ち点4差で追う。

　グルージャ盛岡に先制を許した3位のFC町田ゼルビアはエースFW鈴木孝司の9試合ぶりのゴールで同点に追い付くも、勝ち越し点を奪えずに1-1の引き分け。4位のガイナーレ鳥取はブラウブリッツ秋田に2点のリードを許して迎えた後半9分にMF廣田隆治のゴールで1点差に詰め寄るが、1-2のまま敗れて5試合ぶりの黒星を喫した。ドローの町田は勝ち点56、敗れた鳥取は勝ち点49と2位長野との勝ち点差を広げられている。

　また、福島ユナイテッドFC対JリーグU-22選抜、Y.S.C.C.横浜対FC琉球はスコアレスドローに終わっている。

以下、J3第29節試合結果

10月18日(土)
福島 0-0 J-22 [とうスタ]
YS横浜 0-0 琉球 [ニッパ球]
10月19日(日)
盛岡 1-1 町田 [盛岡南]
長野 2-0 相模原 [佐久]
鳥取 1-2 秋田 [とりスタ]
金沢 2-0 藤枝 [石川西部]


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