[選手権予選]ユース取材ライター陣が推薦する「選手権予選注目の11傑」vol.1

MF山本悠樹(滋賀・草津東高2年)
「1年生の頃から背番号10を背負う草津東期待のMF。FWの一角としてプレーする今年は『FWというよりはMFのイメージ。監督からも好きにやれと言われている』と前線を浮遊。正確なボールタッチで前線の起点となりながら、飛び出しやミドルシュートでゴールに襲い掛かる」

MF松室直希(奈良・一条高3年)
「奈良の強豪・一条高を主将として牽引するセントラルMF。185cmの高身長に目が行きがちだが、持ち味は巧みな足下。アイディアのあるプレーと正確な散らしで起点となりながら、前線に飛び出し、攻撃を活性化する」

MF堀田一希(和歌山・橋本高2年)
「県リーグの1部と2部と行き来する公立高ながらも、インターハイ予選で4強に進出。躍進の立役者となったのが背番号10を背負う彼の存在だった。160cmの小柄な体格と足下の巧さを活かした細かい技で相手をかわし、パスで攻撃のスイッチを入れる攻撃の要。今年の国体選抜でも目を惹くプレーを見せた」

MF奥村南斗(滋賀・綾羽高3年)
「昨年度の滋賀県王者、綾羽の攻撃を牽引するMF。左足から柔らかなボールタッチと正確な判断力を活かした散らしで攻撃のリズムを作りながら、アイディアのあるスルーパスや正確なキックで得点を生み出す。チームの連覇は彼の出来が大きく左右すると言っても過言ではない」

FW鎌田大地(京都・東山高3年)
「『神戸の森岡(亮太)選手に似ていると言われる』と話すように、巧みなボールタッチとアイディアのあるプレーが魅力の大型アタッカー。「絶対に優勝したい」と意気込む選手権は、プロ入りを目指す彼にとっては就活の場でもある。大暴れして、2つの目標を掴めるか期待したい」

FW松山大成(兵庫・滝川二高3年)
「日本一となった89回大会の2トップ、樋口寛規、浜口孝太のダブルブルドーザーを彷彿させるFW。169cm、72kgの豆タンクのような体格を活かしたドリブルで相手陣内を突き進むだけでなく、ポストプレーで周囲を活かす事も出来る」

[写真]森田氏が推薦する東山FW鎌田

執筆者紹介:森田将義(もりた・まさよし)
1985年、京都府生まれ。路頭に迷っていたころに放送作家事務所の社長に拾われ、10代の頃から在阪テレビ局で構成作家、リサーチとして活動を始める。その後、2年間のサラリーマン生活を経て、2012年から本格的にサッカーライターへと転向。主にジュニアから大学までの育成年代を取材する。ゲキサカの他、エル・ゴラッソ、サッカーダイジェストなどに寄稿している。▼関連リンク
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