[選手権予選]PK戦までもつれた一戦は新庄東が山形商に劇的勝利!:山形

ゲキサカ / 2014年10月25日 2時20分

[選手権予選]PK戦までもつれた一戦は新庄東が山形商に劇的勝利!:山形

[10.19 全国高校選手権山形県予選準々決勝 山形商高 1-1(PK3-4)新庄東高 鶴岡市櫛引陸上競技場]

 19日、第93回全国高校サッカー選手権山形県予選は準々決勝を行い、新庄東高と山形商高が対戦。試合は1-1で後半を終了し、PK戦までもつれこんだが、PK戦は一時リードを奪った山形商を逆転する展開で新庄東が4-3で勝利した。

 立ち上がりペースを握ったのは新庄東。新庄東はキープ力のあるFW吉田蓮(3年)と活動量豊富なFW黒坂竜生(3年)に早めにボールを預けて押し気味に試合を進めた。そして12分、新庄東は左SHのキャプテンMF柿崎郡(3年)のクロスを吉田がファーサイドで折り返し、最後はゴール前に詰めていた黒坂が落ち着いてシュートを決めて先制した。

 しかし新庄東の田宮邦彦監督が「本当はもっとつなげるチームだが、ピッチ状況が厳しく、中盤でつなげなくて苦しかった。先制後、特に後半は受け身になった」と語る通り、先制後は徐々に山形商がチャンスを作る展開となっていった。そして後半10分、ゴール右でFKのチャンスを得た山形商は、DF高橋将太郎(3年)のFKから左SH枝松歩夢(3年)がヘディングシュートを決めて同点に追いついた。

 その後は両チーム共激しく攻め合ったが、どうしてもあと1点が奪えなかった。新庄東のGK矢口翼(3年)、山形商のGK井上風希(2年)が共に好調でファインセーブを連発。試合終盤、山形商はキャプテンの右SH黒須直人(3年)がミドルシュートを放ったが、これはバーを叩いた。1-1のまま後半が終了し、試合はPK戦へと突入した。

 PK戦も激闘となった。先攻の新庄東、後攻の山形商ともにに2人目までは成功したが、新庄東は3人目のDF堀米慎太郎(3年)、4人目・黒坂が立て続けに山形商GK井上風にセーブされ失敗。3人連続成功させていた山形商はあと一人成功すれば勝利という状況だった。

 しかし、ここからドラマが起きた。山形商は4人目のDF安久津良太(3年)、5人目の枝松が新庄東GK矢口にセーブされて失敗。新庄東は3-3でサドンデスに持ち込んだ。新庄東は6人目・MF斉藤海(2年)が成功。そして山形商6人目MF今田誕(3年)が枠を外して失敗。一時は絶体絶命の状況に追い込まれた新庄東が4-3でPK戦を制し、準決勝・羽黒戦に駒を進めた。

 新庄東の田宮監督は「負けたと思ったが、よく止めてくれた。ここ数日PKの練習をずっとやっていたのである程度準備はできていた。ただ、キッカーが2人外したのは想定外だった」とPK戦を何とか勝利でき、安堵の表情を浮かべた。試合後はピッチ脇で観戦していた控え部員、選手の家族、と選手・監督・コーチが全員輪になって勝利を喜び合い、大いに盛り上がった。「うちは何も失う物は無いので挑戦していきたい。中盤つないでうちらしいサッカーをしていけばもっと面白いサッカーになる」と語る田宮監督。準決勝は本来のパスサッカーで羽黒戦に臨む。

(取材・文 小林健志)▼関連リンク
【特設】高校選手権2014

ゲキサカ

トピックスRSS

ランキング