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松本、自動昇格へ大きな勝利…富山は今節の最下位確定を免れる

ゲキサカ / 2014年10月26日 15時2分

[10.26 J2第38節 松本2-1富山 松本]

 J2は26日、第38節を各地で行い、松本平広域公園総合球技場では前節、プレーオフ圏内の6位以内を確定させた2位松本山雅FCが引き分け以下なら最下位が確定する可能性があるカターレ富山をホームに迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半17分と同26分にFKの流れから得点した松本が2点のリードを奪う。その後、富山の反撃を1点に抑えた松本が2-1の勝利を収めた。

 自動昇格のため、残留のため、ともに負けられない一戦は相手守備を崩し切れずになかなかシュートまで持ち込めない展開となった。前半29分に富山がカウンターからFW宮吉拓実がシュートを放つがDFにブロックされ、直後には松本のMF喜山康平がミドルレンジから狙うも枠を捉え切れず。両チームともに決定機を創出できないまま、前半終了のホイッスルが吹かれた。

 後半8分には、カウンターを発動した富山が好機を作る。MF白崎凌兵が宮吉とのワンツーで一気に敵陣まで侵入すると、右サイドを駆け上がった宮吉へスルーパスを送る。宮吉は右足で強烈なシュートを放ったが、GK村山智彦のセーブに遭ってネットを揺らすには至らなかった。

 その後、攻勢をかけたホームの松本がついに試合を動かす。後半17分、左サイドで得たFKをMF岩上祐三が蹴り出すと、DF大久保裕樹が高い打点のヘッドで合わせてネットを揺らした。さらに同26分にはFKのこぼれ球をDF飯田真輝が蹴り込んで、2-1としてリードを2点差に広げた。

 しかし、富山も意地を見せる。後半28分、MF内田健太が蹴り出したFKを宮吉がワンタッチで落とすと、MF大西容平が豪快に蹴り込んで1点差に詰め寄った。

 だが、その後スコアは動かず。2-1のまま逃げ切った松本は、自動昇格へ向けて大きな勝ち点3を獲得した。一方の富山は他会場の結果により今節での最下位確定を免れたが、残留のためには残り4試合で全勝しなければならない崖っぷちに追い込まれた。

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