[選手権予選]甲府内定の仙台育英DF熊谷、「高校年代では絶対にヘディングで負けるな」の言葉実践

ゲキサカ / 2014年10月28日 19時7分

[選手権予選]甲府内定の仙台育英DF熊谷、「高校年代では絶対にヘディングで負けるな」の言葉実践

[10.26 全国高校選手権宮城県予選準々決勝 仙台育英高 7-0 富谷高 宮城県サッカー場]

 仙台育英高はヴァンフォーレ甲府内定の190cmCB熊谷駿(3年)が圧倒的な存在感を放った。相手のゴールキックなど浮き球はほぼシャットアウト。「甲府の監督の城福さんにも言われたんですけど、『高校年代では絶対にヘディングでは負けるな』と。『ヘディングは毎日練習しろ』と言われました。落下地点に入る速さだったり、ジャンプのタイミングだったり、そこをもっと上手くやればもっと上手くなると言われている」。短い時間でも毎日コツコツと積み上げてきた成果は今、自信となっている。「2年の時にインハイ行って、瀬戸内(広島)とやって負けたんですけど、競り合いは半々くらいだった。でも今年は90くらいまで来て競り合いのところで成長できていると思います」と言い切った。

 この日は敵陣PAでのエアバトルでも競り勝っていた。39分には右CKをファーサイドで競り勝ち、これをCB加藤陽介主将がゴールへ押し込む。オフサイドの判定でノーゴールとなったが、「高校生相手には負けられない」空中戦では攻守両面で格の違いを見せつけた。また中学時代から左サイドでプレーしてきた影響もあり、キックは右に加えて左も正確。この日、本人は100パーセント通せなかったことを反省していたが、それでも再三左足でのキックをしっかりと前線につけていた。

 チームは今夏から、来季加入する甲府と同じ3バックを導入。以前よりも運動量を求められることを口にする熊谷だが「マンマークなんですけど、守備は。(きょうも)その獲った勢いで前に出たり、良さは出たのかなと思います」と語る。1-6で敗れた全国総体3回戦の長崎海星高戦では1点目、2点目と自身のところから崩されて大量失点。それだけにより堅い守りを構築して全国に再挑戦するつもりだ。

 父は186cmで母も170cmという長身。恵まれた身体と努力でプロの世界に飛び込むチャンスを掴んだ。「(甲府に練習参加して感じた差は)1対1の対応。スピードとかもプロと高校では全然違う。身体投げ出しても止めないといけない」という課題を突き詰めて選手権で輝きを放つ。「(高校サッカーファンや甲府のサポーターには)攻守にわたってのヘディングと両足のロングフィード。そこを見てもらいたいです。目標は日本一」。今冬注目の逸材が、宮城県を制して全国へ乗り込む。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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