[選手権予選]「開始10分で試合を決める!」課題改善した水戸桜ノ牧が序盤の連続ゴールで快勝:茨城
ゲキサカ / 2014年10月30日 19時18分
[10.29 全国高校選手権茨城県予選3回戦 水戸桜ノ牧高 4-0 藤代紫水高 ツインフィールド]
29日、第93回全国高校サッカー選手権茨城県予選3回戦が行われ、今夏の全国高校総体予選4強のAシード・水戸桜ノ牧高は藤代紫水高に4-0で勝利。水戸桜ノ牧は11月2日の準々決勝で水戸商高と対戦する。
「監督からも言われていたんですけど、開始10分で試合を決める勢いでやっていかないといけない。自分たちは立ち上がりが悪いことも自覚していたんで、(それができなければ)試合にならないと思っていた。その立ち上がりは一人ひとり大事にして行こうと言っていた」。水戸桜ノ牧は主将の右SB飯村惣駿(3年)がそう振り返ったように、立ち上がりの10分間で試合を決めに行った。そして前半3分、MF長洲誠哉(3年)の右CKをファーサイドのCB高橋龍平(2年)が右足で押し込んで先制点を奪うと、5分にも敵陣でのインターセプトからMF鈴木智也(3年)が2点目のゴールを奪う。
止まらない水戸桜ノ牧は9分にも鈴木智の右クロスを中央へ飛び込んだFW池田諒介(3年)が頭でゴールへ突き刺した。あっという間の3連続ゴール。これは鹿島学園高にPK戦の末に敗れた全国総体予選準決勝の反省が活かされた「電光石火」の猛攻だった。この鹿島学園戦で水戸桜ノ牧は前半10分に先制点を失い、30分にも追加点を献上。後半の2得点によって追いついたが、勝ち越すことができずにPK戦で涙をのんだ。飯村は「(鹿島学園戦は)2点取られてからのスタートだったので、自分たちが先制して、最初から開始10分で決めるくらいのチーム作りをしていかないといけないと感じました」。その成果がこの日は見事に発揮された。
藤代紫水も連続失点で崩れてしまうのではなく、自分たちで落ち着きを取り戻す。そしてスペースへ飛び出すFW穐谷京介主将(2年)やMF石村直弥(3年)が奮闘し、後半は左SB溝井翔太(2年)が思い切って攻撃参加するシーンも見られた。そして自陣ゴール前ではCB熊坂勇人(3年)や1年生GK鈴木功之輔らが身体を張った守りで追加点を許さない。対して水戸桜ノ牧は中盤での落ち着いたボールコントロール光るMF小森翔平(3年)を中心に、左の強力ドリブラー、長洲や右の攻撃的SB飯村がサイドから仕掛け続ける。MF海老根尚之(3年)の右足ミドルが右ポストを叩くなど4点目を決めることができずにいたが、それでも後半29分に藤田巧監督が「もともと彼は体の使い方が上手かったりするので、PAに入ってからのセンスはあると思う。きょうはそれが出たと思う」と評する池田がこの日2点目のゴールを決めて試合を決定づけた。
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