圧巻アシストにも淡々、内田「フンテラールの足にぶつけるのが僕の仕事」
ゲキサカ / 2014年11月1日 17時22分
[10.31 ブンデスリーガ第10節 シャルケ1-0アウクスブルク]
ブンデスリーガは31日、第10節1日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでアウクスブルクと対戦し、1-0で競り勝った。右SBでフル出場した内田は前半37分に先制点をアシスト。守備でも再三のピンチを防ぐなど完封勝利に大きく貢献した。
猛然と右サイドを駆け上がった。前半37分、自陣で相手のパスをインターセプト。対峙した相手選手をかわすと、一気にスピードに乗った。ボールを大きく蹴り出しながらドリブルで独走。相手ゴールライン近くまで持ち上がり、倒れ込みながらゴール前に折り返した。ファーサイドで待ち構えていたFWクラース・ヤン・フンテラールは右足に当てるだけ。内田の3試合ぶり今季2アシスト目でシャルケが先制した。
「右サイドを走って、フンテラールの足にぶつけるのが僕の仕事」。約50mを独走しての圧巻アシストを飄々と振り返る内田。試合前日の30日にはシャルケと2018年まで契約を延長することが発表されたばかり。サポーターの前で会心のプレーを見せ、ゴール裏のスタンドに向かって拳を握りしめた。
試合自体は苦しかった。MFユリアン・ドラクスラーの負傷交代もあり、攻撃はチグハグで、アウクスブルクに押し込まれる時間も長かった。「今日は技術じゃないなという感じだった。ハーフタイムに引き上げてくるとき、みんな『何だ、今日はキツくね?』みたいな感じだったから」と笑う。
「今日はもう技術というより、戦ったほうが勝った。終盤は戦った者勝ちだった」。その言葉どおり、体を張った守備を見せた。絶妙なポジショニングからのカバーリングでピンチを未然に防ぎ、時には逆サイドのカバーにまで戻った。ブンデスリーガ公式サイトによると、1対1の勝率は75%。「前線でも後方でも力強さを見せた」と、マン・オブ・ザ・マッチに選出されたのも当然のパフォーマンスだった。
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