[選手権予選]昨年度全国王者を倒した水橋が、PK戦を制して富山の代表に輝く
ゲキサカ / 2014年11月2日 21時56分
80分を経ても展開は変わらず、試合は延長戦に突入。水橋は後半31分に投入された2年生MF四十田蒼が積極的にシュートを打ちにいくが、高岡一は粘りの守備で決定機を許さず、結局、前後半計20分の延長戦でも決着はつかなかった。しかし、雨が降り始めた延長戦の終了間際、水橋はGKを交代。この交代劇が吉と出た。PK戦では、投入されたばかりの村澤壮太が2本目と5本目を見事にストップ。強まる雨風の中、水橋イレブンは村澤目がけて一斉に駆け寄り、歓喜の輪の中で各々に叫んだ。水橋の上田監督はGK交代に関して「PKは村澤君の方が強いので代えた。昨年の富山一さんや(ワールドカップのブラジル大会で)オランダが同じようなやり方で良い流れを持って来てPK戦を勝っていたので、良い采配は学んでいきたいと思い、自分の引き出しの中にあった策」と以前から温めていた交代策だったことを明かした。
水橋は、OBである上田監督が就任して3年目で全国大会にたどり着いた。前線で奮闘した吉松は「何とか、ギリギリ勝てた。自分たちのサッカーを出せたが、点を取れなかったことは反省。僕自身、だいぶ緊張していてボールが落ち着かなかったが、どうにか収めようとしていた。以前は速く攻めることを重視していてロングパスが多かったけど、上田先生が2年前に来てからは後方からしっかりとつないでいくサッカーをやってきていて、それを出せた試合だったと思う。うちの起点は、サイドハーフ。最後はサイドからのクロスで中に入っていくことを考えたけど、中の人数が足りなかった」と手ごたえとともに、決定力不足を全国大会に向けた課題として挙げた。ライバルを倒して富山を制した水橋は、得点力に磨きをかけ、富山県勢としての2年連続全国優勝を狙う。
(取材・文 平野貴也)▼関連リンク
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