[選手権予選]後半逆襲の丸岡、PK戦で北陸を下して3年連続の全国へ:福井
ゲキサカ / 2014年11月2日 22時9分
[11.1 全国高校選手権福井県予選決勝 丸岡高 2-2(PK3-2)北陸高 テクノポート福井スタジアム]
PK戦ではあったが、地力でねじ伏せた印象だ。第93回全国高校サッカー選手権の福井県予選は1日にテクノポート福井スタジアムで決勝戦を行い、丸岡高がPK戦の末に北陸高を下して3年連続27回目の全国大会出場を決めた。試合は元日本代表MF水沼貴史氏もコーチとしてベンチに姿を見せた北陸が立ち上がりから果敢に攻めて試合の主導権を握ったが、後半以降は強靭なフィジカルをベースに持つ丸岡のペース。80分では決着が付かずに2-2のまま延長戦、再延長戦とさらに20分を戦ったがゴールは生まれず、勝敗はPK戦までもつれ込んだ。互いに球際で激しく争い続け、両チームともに足をつる選手が続出。よりたくましい姿を期待したくなる場面でもあったが、熱戦だったことは間違いなかった。
試合は、ドキリとする展開でスタートした。試合開始早々に北陸がFKのチャンスを得ると、いきなりゴールネットを揺らした。わずか34秒での先制弾かと思われたが、FKに合わせた選手がオフサイドの判定を受け、ノーゴール。しかし、出足では完全に北陸が勝った。FW坊卓哉はゴリゴリと体を当てながら、そして左MF小林亮太は巧みな足技を見せながら、ともにドリブルで前進。中盤から主将の金子龍馬が飛び出して好機をうかがった。前半35分、左に開いて金子からパスを受けた坊がドリブルシュート。GKが飛びつこうとしたがDFに当たってこぼれたボールを右MF岸本佳宏がプッシュして先制点を決めた。北陸は、体を当てながらもバランスを崩さない攻撃陣に迫力があり、サイドで起点を作ると人数をかけたコンビネーションからゴール前に入っていく動きが目立った。
ところが、後半に入ると北陸は攻め疲れとリードを活かしたい心境から、引き気味になった。すると、丸岡は長身FW長侶凌が相手最終ラインの手前でボールを収める機会が増え、スピードのあるサイドアタックで押し込むことに成功。丸岡のMF宮本慎太郎は「後半になってセカンドボールを拾えるようになったのは、僕らが良くなったというより、相手のディフェンスラインが引いていて中盤が空いていたから、僕らが前向きで拾いやすくなったということの方が大きかったと思う」と明かした。丸岡は後半8分に長侶の放ったミドルシュートがクロスバーを直撃。直後に右サイドで得たFKで2年生MF濱口祐二が浮き球をゴール前に送ると、長身DF南雄一郎がヘディングで合わせて同点とした。
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