[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.13]水橋高FW北野剣士浪(3年)
ゲキサカ / 2014年11月13日 13時52分
元々、県内の上手い選手が集まっていることは分かり切っていたが、富山一の壁は予想以上に厚く、先を越される日々が続いた。しかし、最高学年で最終決戦となる選手権予選では準決勝で富山一を撃破。さらに決勝戦でも今季の高校総体予選決勝で敗れた高岡一にリベンジを果たして富山の代表校の座を射止めた。北野は「一高(富山一)を倒したときは、夢みたいだと思った。中学の時は一高が一番強いと思っていた。水橋に来て本当に倒したいと思っていたから、嬉しかった」と笑顔を見せた。調子がよく、やんちゃ坊主な雰囲気は、いまも抜けない。中学時代は、試合でもボールを持ってゴールへ突進するばかりだったという。それでも、高校生活の中で部室の整理などをうるさく言われるうちに「最初は騙されたと思ってちょっとやってみたら、チームが勝ち始めた。部室の整理でできていないところを気付いた人から指摘するようにしていたら、サッカーの中でも指摘をし合えるような仲間になっていた。僕自身も自分のことばかり考えていたけど、仲間やチームのために何ができるかと考えるようになった。だから、以前は先発だったのに最近は途中出場が増えているけど、今は優勝できるならベンチスタートでも構わないと思っている」と話すように変わっていった。
アグレッシブにゴールを狙うだけでなく、チームのために走れる、戦える、我慢ができるアタッカーへと変ぼうを遂げた北野は、中学時代に友だちと描いた夢をかなえ、次のステージに挑戦する。全国大会に向けては「今日は同点だったから、シュートを打って決めてやろうと思って入った。スピード感のあるプレーが特長だけど、まだ活かしきれていないから点が取れない。初めての全国大会は緊張すると思うけど、点を決めてチームに貢献したい」と抱負を語った。高校サッカーの最終章には、どんなドラマが待っているのだろうか。
(取材・文 平野貴也) 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!▼関連リンク
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ
【特設】高校選手権2014
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