気を引き締め直す浦和MF阿部「まだ何も勝ち取っていない」
ゲキサカ / 2014年11月3日 22時20分
[11.3 J1第31節 横浜FM0-1浦和 日産ス]
キャプテンマークを巻く背番号22は、自分のことのように喜んだ――。スコアが動かないまま試合は進んだが、浦和レッズのMF阿部勇樹に焦りはなかった。「前半の悪い時間帯をゼロで耐えて、後半はスペースが空いてくると思っていました。我慢するところは我慢するという意思統一ができていたと思う」。横浜FMにあわやという場面を作られながらもGK西川周作を中心にしのぐと、後半34分に待望の瞬間が訪れる。
右サイドでボールを持ったMF関根貴大が中央へドリブルを仕掛けると、阿部は一気にゴール前へと走り込む。関根から「『すごく、丁寧に出しました』と言われた」という柔らかいパスが届けられると、迷いなく右足を振り抜いた。シュートはGK榎本哲也の好セーブに阻まれたものの、こぼれ球に反応した関根が決勝ゴールを蹴り込んだ。
「シュートを打とうと決めていたし、僕も丁寧に打ったんですけどね」と苦笑したが、「もちろん自分のシュートが入っていたらうれしいですけど、しっかり関根が詰めていてくれたので。1点は誰が取っても1点だし、勝ちは勝ちだから。僕のプレーがきっかけになって誰かが決めてくれたら、それもうれしい」と決勝点を決めたルーキーを労った。
これで、次節の2位G大阪戦に勝利すれば、8年ぶりとなる優勝が決まる。「次節、自力で優勝を決められる状況ができたので、あとは自分たち次第だと思います」と語ると、阿部は気を引き締め直した。「まだ何も決まったわけではないし、勝ち取ったわけでもない。ガンバ戦ですべてを出し切れるようにしたい」。視線はすでに次節へと向けられている。
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク[J1]第31節 スコア速報
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