[選手権予選]新潟工が4強進出、セットプレー2発で帝京長岡の3連覇を阻止:新潟

ゲキサカ / 2014年11月4日 15時59分

[選手権予選]新潟工が4強進出、セットプレー2発で帝京長岡の3連覇を阻止:新潟

[11.3 全国高校選手権新潟県予選準々決勝 帝京長岡高 1-2 新潟工高 聖籠スポーツセンターFグラウンド]

 帝京長岡高の3連覇はならなかった。第93回全国高校サッカー選手権大会の新潟県予選は3日に聖籠スポーツセンターで準々決勝4試合を行い、Fグラウンドの第1試合では新潟工高が2-1で3連覇を狙う帝京長岡を下した。

 試合は一進一退の攻防となった。先手を奪ったのは新潟工だ。ロングパス中心でスピーディーな攻撃を仕掛けると、エースFW遠藤大輝がゴール前で怖さを発揮。さらに2シャドーの一角をなす久住朋輝が前線へ飛び出して好機をうかがった。そして、勢いの良い攻撃で相手のファウルを誘うと、前半8分に主将のDF渡邊豪がフィードしたFKを右MF今薫がヘディングでゴール前へ落とした。混戦の中でボールを拾ったMF會津拓海がゴールを背負う格好から振り向きざまに左足でボレーシュートをたたき込み、先制した。會津は「何が何でも先制点を取りたかったので、とにかく打った。ゴールは見えていなかったから、コースは狙っていなかったけど、打った瞬間に入ったと思った。勢いがついて良かった」と振り返った。

 前半は、ほぼ新潟工のペースだった。前半22分には左からのクロスに遠藤がタイミングよく飛び込んでダイビングヘッド。遠藤は前半終了間際にも頭から飛び込むプレーでゴールを狙った。守備面でもGK伊勢亀大輝が「春よりも守備の意識が強くなっている。前線のチェイシングも相手がPA内に入ったところで体を投げ出すプレーも増えている」と手ごたえを語ったとおり、手堅さを示した。一方の帝京長岡は、1トップの小林拓夢が果敢なアタックを繰り返し、前半23分に左CKのこぼれ球をMF山田優樹がボレーで狙ったが、GKの正面。前半27分にも小林がチャンスメークをした場面があったが、MF大槻潤のシュートはクロスバーを越えた。

 前半は新潟工が1点をリードして折り返す結果となった。しかし、後半の開始早々に帝京長岡が追いついた。右サイドから押し込むと、クロスを受けた左MF高野歩夢が浮き球を正確にトラップし、相手を背負いながらのターンから左足ボレーを振り抜いてビューティフルゴール。一気に勢いを取り戻した。DF蔦優斗を中心とする最終ラインを押し上げて人数をかけるパスサッカーを展開し、後半6分には中盤のこぼれ球を山田がミドルシュートを狙った。

 ところが、U-17日本代表の経験があるDF大桃海斗やMF高橋響を骨折で欠く影響か、あるいは強風の影響か、次第に新潟工のスピードアタックに後手を踏み始めた。新潟工は両足を巧みに使う渡邊のフィードから反撃。風上の利を生かして後半20分過ぎに敵陣へ押し込むと、左CKのこぼれ球を2年生DF後藤啓太が頭で押し込んでゴール。「相手のGKが弾いて、ミドルシュートが跳ね返って来たところをヘディングで打った。セットプレーは練習してきたので、苦しい時間で決められて良かった」と喜んだ後藤のゴールは、そのまま決勝点となった。帝京長岡は終盤に3バックへ移行して前線の枚数を増やしたが、攻撃の精度を欠いて逆襲を食らい、時間を浪費した。

 新潟工は、2年ぶりのベスト4進出。本間正人監督は「風が味方をしてくれた部分もあった。まだタイトルを取ったわけではない。(2連覇をしていた)帝京長岡さんに勝ったというよりも、ステージを一つ上がったという感覚。あくまで通過点。決して過信してはいけない」と気を引き締め直していた。11月8日に新潟市陸上競技場で行われる準決勝では、加茂暁星高と対戦する。

[写真]帝京長岡からの勝利を喜ぶ新潟工

(取材・文 平野貴也)▼関連リンク
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