[MOM1198]前橋商高DF額田泰斗(3年)_攻守で見せた勝利への執念
ゲキサカ / 2014年11月9日 6時18分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 全国高校選手権群馬県予選準決勝 伊勢崎商高 1-1(PK5-6)前橋商高 前橋総合]
“決死”とも言えそうな、気迫溢れるプレーが同点ゴールをもたらした。前橋商高は0-1の前半37分、MF澤口和哉主将(3年)が左サイドからFKを放り込む。GKが捕球体勢に入っていたため、各選手の足は止まっていた。ただ、諦めずに一人GKに競り合った前橋商の背番号5。ファウル覚悟でボールに食らいついたCB額田泰斗(3年)が競りながら頭でゴールへ押し込む。この日の主審がファウルを取る回数が少ないことから、チャレンジを試みたという額田。ファウルを取られるかどうか、紙一重のプレーだったが、何よりその執念が貴重な同点ゴールをもたらした。
額田の諦めない姿勢、球際でも臆することのない思い切りの良さは、守備面でも活かされていた。「ロングボールが多くなったけれど、チャレンジとカバーリングをしっかりすれば抑えられると思ったので意識していました」とコンビを組むCB豊川柊弥(2年)と補完し合いながらピンチの芽を摘んでいく。特に額田は169cmと小柄ながらも相手の前に確実に身体を入れてボールを死守。伊勢崎商の前線にはスピードのある選手が揃っていたが、失点シーン以外は決定機をつくらせずに被シュート3本で延長戦を含む100分間を終えた。
1-1で突入したPK戦で額田は4人目に登場して左上隅へ豪快なシュートを突き刺した。「去年も、一昨年もベスト4どまりだったので今回は絶対に決勝行ってやるぞと思ってやっていました」という思いも込めて戦った試合を勝利。決勝ではライバル、前橋育英高との対戦する。「前商対育英という戦いを望んで(前橋商に進学して)来ているので、そこは楽しんで絶対に勝ちたいと思います。インターハイでは負けているけれど、その中でも自分たちもできるという気持ちもあったので今回は強気で行きたいと思います」。決勝でもこの日同様の気迫あふれるプレーで勝利をもたらす。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】高校選手権2014
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2014
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM4835]山形県GK佐藤陸斗(山形ユース、1年)_失点から立て直し、PK戦で全国1勝へ導くビッグセーブ
ゲキサカ / 2024年9月21日 22時56分
-
[MOM4832]上越MF山崎生直(1年)_ NBC U-16準決勝で同点FK。計5発の活躍と初優勝を自信に「チームを勝たせられる選手」へ
ゲキサカ / 2024年9月17日 12時9分
-
[MOM4828]尚志GK古川昌和(1年)_試合中から迫力を重視し、PK戦で1本ストップ。目標は「父超え」
ゲキサカ / 2024年9月15日 16時34分
-
[MOM4820]前橋育英FW関蒼葉(1年)_交代出場FWが関東ROOKIE LEAGUE最終節で初得点。PKも獲得し、8連勝へ導く
ゲキサカ / 2024年9月8日 5時53分
-
前節優勝決定の前橋育英が市立船橋との1位2位対決も2-0で勝利。関東ROOKIE LEAGUE Aリーグで8連勝フィニッシュ
ゲキサカ / 2024年9月8日 5時42分
ランキング
-
1【巨人】クライマックスシリーズ進出決定 優勝マジックは「4」
スポーツ報知 / 2024年9月23日 17時26分
-
2イチローの“異次元人気”にファン騒然 祝日の昼間なのに…「サーバー落ちるんじゃね?」
Full-Count / 2024年9月23日 13時51分
-
3ソフトバンク4年ぶり20度目V 4月4日から首位を譲らず
共同通信 / 2024年9月23日 21時46分
-
4まだ発表前なのに…大谷翔平の“MVP”は時間の問題? 米記者「彼は3人目の選手になる」
Full-Count / 2024年9月23日 15時19分
-
5日本に大量失点「恥ずかしくないのか?」 中国が不満爆発…協会と指揮官の思惑に海外注目
FOOTBALL ZONE / 2024年9月23日 12時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください