[選手権予選]リベンジの舞台へ、「DFの集中力が高かった」星稜が石川16連覇

　これで、後が無くなった遊学館は裏のスペースにボールを入れて攻勢を仕掛けるが、相手の堅守を前に得点が奪えない。すると、星稜は後半35分に大田が得点を奪い、4点差。残り時間を選手交代などに使いながら、守り切った星稜が勝利を収めた。

　この日の試合を勝ち切ったのは「DFの集中力が高かったと思いますよ。ヘディングとセカンドボールで負けないこと。それさえしっかりやっていれば大きな決定機を作られることはないと思っていました。やることも1週間やってきていたので」と河崎監督が試合後に語ったように、高い集中力で80分を守り切ったからだった。しかし、鈴木は「(県予選)4試合で2失点をしていたら、全国で苦しい戦いになる。去年の全国大会で決勝まで行けたのは、準決勝まで無失点で行けたからだと思います。DFとしてそこは高めていかないといけない」と気を引き締める。昨年度の全国大会であと一歩のところで逃した日本一を果たすためにも、この決勝で見せたような堅守を見せてリベンジを果たす。
　
(取材・文　松尾祐希)▼関連リンク
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