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[選手権予選]中京大中京、エース不在も2年生「ピンチキッカー」辻の活躍で全国王手:愛知

ゲキサカ / 2014年11月10日 16時50分

[選手権予選]中京大中京、エース不在も2年生「ピンチキッカー」辻の活躍で全国王手:愛知

[11.8 全国高校選手権愛知県予選準決勝 岡崎城西高 1-3 中京大中京高 瑞穂公園陸上競技場]

 第93回全国高校サッカー選手権の愛知県予選は8日に瑞穂公園陸上競技場で準決勝を行い、第2試合では中京大中京高が3-1で岡崎城西高を下した。

 中京大中京は、エースの富田光を累積警告による出場停止で欠いたが、代役に抜てきされた2年生MF辻星哉がセットプレーで高精度のキックを何本も披露し、3得点すべてを演出する活躍を見せた。かつて名古屋で活躍した岡山哲也監督は「今日は、キッカーが良かった。富田が出られないこともあって、中盤に落ち着かせられる選手が欲しかった。福山大貴もケガをしている状況で、ファーストチョイスが辻だった。メンバーに入っても試合に出られず、悔しい思いをしてきた選手だけど、FKの精度、質はチームナンバーワン。辻が入ったことで相乗効果も出て良かった。良い仕事をしてくれたと思う」と今大会初先発の期待に応えた教え子を称えた。

 セットプレーが大きなアドバンテージとなった。中京大中京は試合開始3分に辻が蹴った左CKをCB土生陽がヘディングでたたいて先制。しかし、立ち上がりは攻め合う展開でピンチも招いた。岡崎城西は、前半10分に相手のクリアミスを拾ったFW岡崎優希が鋭いシュートを見せて反撃の狼煙を挙げると、前半12分には何度もドリブル突破を見せた右MF原田舜平が相手の背後に抜け出し、出てきたGKをかわすように鋭角のシュートを流し込んで早々に同点とした。ところが前半16分、中京大中京が今度は右CKから辻がニアに蹴ったボールをFW小原羽矢駄が合わせてゴール。再びリードを得て前半を折り返した。

 あっさりとリードを取り戻した中京大中京は、試合のペースを譲らなかった。後半も開始早々にセットプレーから追加点を奪った。またも辻がキッカーを務め、相手DFがクリアしきれない際どいボールを供給。ゴール前で混戦を生むと、最後はDF木村祐輝がスライディングシュートで押し込んで勝利を決定付けた。さらに後半16分にはボランチの市川兼伍、サイドMFの大城佑斗、左DF水口豪のテンポの速いプレーで左サイドを鮮やかに崩すなどチームが持つポテンシャルの高さを見せつけた。一方、苦しくなった岡崎城西は、劣勢でも盛り上がりを見せる応援を背に受け、途中出場のFW榊原洸にボールを集めて逆襲の機会をうかがった。後半20分に途中出場の神垣圭哉が単独でカウンター攻撃を披露。後半28分には右CKを岡崎が頭で合わせた決定機があったが、相手GKに防がれた。

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