代表初ゴール狙う豊田「少ないチャンスで決めるのが仕事」
ゲキサカ / 2014年11月12日 19時17分
限られたチャンスで代表初ゴールを狙う。3月のニュージーランド戦以来の代表復帰でアギーレジャパン初選出となったFW豊田陽平(鳥栖)はこれまで国際Aマッチ4試合に出場し、無得点。「個人的に点が取れていないのは事実」と、14日のホンジュラス戦(豊田ス)に向けてゴールへの決意を強めている。
A代表デビューとなった昨年7月25日の東アジア杯・オーストラリア戦(3-2)はフル出場しているが、それ以外の3試合はすべて途中出場。3試合の合計プレー時間は38分にしか過ぎない。ホンジュラス戦も出番があるとすれば、途中出場が濃厚だが、「少ないチャンスで決めるのは鳥栖でも自分の仕事」と、限られた時間で結果が求められていることは理解している。
「動きやポジション取りをしっかりしたい。そこで出てこないなら残念だけど、しょうがないというか、割り切ってやるしかない。鳥栖でも(パスは)出てくるし、ここ(日本代表)で出てこないならわざとじゃないかと思うぐらい」
日本のトップレベルの選手が集まった日本代表であれば、自分が的確な動き出しとポジショニングを取りさえすれば、必ずパスは出てくるはず。冗談交じりに指摘した豊田だが、それだけチームメイトを信頼し、自分に自信を持っているということでもある。
今季15ゴールはFW大久保嘉人と並んで得点ランキングトップタイ。J1で3年連続15得点に到達し、日本人選手ではFW三浦知良(93~96年)、FW武田修宏(93~95年)、FW中山雅史(00~02年)以来、12年ぶりとなる史上4人目の快挙を達成した。
「ここなら点が取れるというポイントはある。そのポジションに入ってボールが来れば、決める自信はある」。FW岡崎慎司という不動の存在を別にすれば、センターフォワード候補ではこれまでFW大迫勇也、FW皆川佑介、FWハーフナー・マイクらが招集されてきたが、代表定着には至っていない。年内ラスト2試合でアピールに成功すれば、来年1月のアジア杯メンバー滑り込みも現実味を帯びてくる。
(取材・文 西山紘平)
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