[MOM1216]鹿児島城西DF上夷克典(3年)_スピード、判断力兼ね備えた九州屈指の万能型CB

ゲキサカ / 2014年11月13日 20時25分

[MOM1216]鹿児島城西DF上夷克典(3年)_スピード、判断力兼ね備えた九州屈指の万能型CB

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.12 全国高校選手権鹿児島県予選準々決勝 鹿児島城西高 3-0 松陽高 鹿児島県サッカー・ラグビー場A]

 松陽高は後半何度も得点機を掴みかけていた。ボールの失い方が悪かった鹿児島城西高はショートカウンターから相手アタッカーに仕掛けられるシーンが続発。ただそのピンチを次々と立ち切っていたのがCB上夷克典(3年)だった。スルーパスをカットし、サイドのスペースへ抜け出した選手には絶妙な間合いのディフェンスでクロスもドリブルも許さない。自信を持っている1対1の対応で危険を消した180cmCBは、空中戦でも力を発揮するなど青い壁となって松陽攻撃陣の前に立ちはだかった。ただ、試合後の表情は曇り気味。「ゼロで抑えられたことが一番良かったです。(自分自身のプレーについては)守備の対応に関しては良かったですけど、奪った後のボールの処理が今イチだったので良くはなかった」。

 小久保悟監督が「ポジショニングもいいし、ヘディングも強いし、万能的なCBですね。カバーリングのスピードもあるし、ボールも蹴れる」と評する実力派CBはJクラブのスカウトも熱視線を浴びせていた。本人の強い進学希望によってプロ入りすることはなくなったが、それでも実力は九州屈指のレベルにある。上夷は1年時から先発として全国舞台を経験。右SBを務めていた1年時の全国大会については「(敗れた帝京長岡高戦で)1、2失点立て続けにして周り見えなくなった」と振り返るが、「選手権の経験だったりがあるので、こういう場では落ち着いてできるようになっています」と胸を張る。現在、試合で見せるプレーはむしろ図太さを感じさせるほど。1年時で味わった「選手権」の経験は自身の糧になっている。

 その成長させてくれた舞台に戻ることができるか。万能型のプレーヤーを目指す上夷は「ビルドアップの精度が高い」と日本代表CB森重真人を憧れの選手に挙げる。守備だけに千年するのではなく、ショートパス、ロングフィードも出せる自身の持ち味を活かして攻撃の起点としてもチームの勝利に貢献すること。そして「チーム全体として守備しっかりして、ゼロで今大会終われるようにしていきたいです。全国の場で活躍できたらいい。(目標は)日本一」という目標をこの冬、実現させる。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2014

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