有言実行の3年2か月ぶり弾も…麻也「かすんじゃった」
ゲキサカ / 2014年11月15日 0時11分
[11.14 キリンチャレンジ杯 日本6-0ホンジュラス 豊田ス]
泥臭く頭を突き出した。前半9分、MF遠藤保仁の左CKにニアで合わせたFW岡崎慎司のヘディングをGKが前に弾くと、DF吉田麻也が頭で押し込んだ。
「やっと入った」。11年9月2日のW杯アジア3次予選・北朝鮮戦以来、約3年2か月ぶりとなる国際Aマッチ3得点目。ベンチから飛び出してきたGK西川周作らと“ゆりかごダンス”を披露し、11日に次女が誕生したばかりの西川を祝福した。
西川は「試合前から(吉田)麻也が『今日、ゴールを決めて、絶対にゆりかごをやる』と言ってくれていた。有言実行のすごさに鳥肌が立った」と明かす。宣言どおりのゴール&“ゆりかごダンス”だったが、吉田は「そのあと5点取られて、かすんじゃった」と苦笑い。とはいえ、アギーレジャパンで初となるセットプレーからの得点が、6-0のゴールラッシュの口火を切った。
左足首を負傷した9月20日のスウォンジー戦以来、約2か月ぶりの公式戦だった。「立ち上がりに数回、パスミスがあったけど、そこだけ。そんなに違和感はなかった」と、試合勘の不安も払拭した。
後半4分にはGK川島永嗣と激しく接触し、首の後ろを痛めるアクシデントもあった。一度は担架で運び出されたが、すぐにピッチに戻り、フル出場。ブラジルW杯グループリーグ初戦のコートジボワール戦以来となるDF森重真人とのコンビで、アギーレジャパン2度目の完封勝利に貢献した。
「ボール回しのテンポも良かったし、やろうとしていたことをピッチで表現できた。守備でもリスクマネジメントをして、カウンターに備えて、失点をゼロに抑えられたのはよかった」
10月の合宿を負傷で辞退した吉田にとっては9月以来の代表戦。DF内田篤人、MF長谷部誠、MF遠藤保仁らもこの日がアギーレジャパン初出場で、ブラジルW杯メンバー10人が先発に名を連ねた。
「ベテランの選手、経験のある選手が入ったことで、9月よりはチームが引き締まったと思う。アジア杯に向けて、ベテランも若手も関係なくアピールしていかないといけない状況の中でこういう戦いができたのはよかった」。来年1月に迫ったアジア杯を前に“役者”の戻ったアギーレジャパン。5戦目にしてあらためてリスタートを切ったことを印象付ける大勝だった。
(取材・文 西山紘平)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
11月シリーズで散見された不安定な守備 板倉滉へ注文…継いでほしい日本代表“闘将の系譜”【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月22日 8時10分
-
森保Jが敵地で中国撃破! 小川&板倉の3発ヘッドで最終予選5勝1分の首位独走…W杯出場“過去最速”確定に王手
ゲキサカ / 2024年11月20日 6時33分
-
日本代表が敵地でインドネシアに4発快勝! 大雨の戦いを制して最終予選4勝1分、2位に勝ち点7差の首位独走態勢
ゲキサカ / 2024年11月15日 22時56分
-
【日本代表プレビュー】首位固めに必要な勝ち点3、エースと守備の要の代わりは誰がピッチに!?/vsインドネシア代表【2026W杯アジア最終予選】
超ワールドサッカー / 2024年11月15日 13時5分
-
7万人超アウェー、“ボコボコ”ピッチ…降りかかる難題 立ち向かう森保Jのインドネシア戦先発予想
FOOTBALL ZONE / 2024年11月15日 6時30分
ランキング
-
1“りくりゅう” ミス響きGPファイナル逆転Vならず 木原いら立ち「はっきり言って話にならない」
スポニチアネックス / 2024年12月8日 3時32分
-
221歳で鷹戦力外→警察試験に挑戦も「舐めてんのか」 SNSの誹謗中傷と向き合った1年
Full-Count / 2024年12月8日 7時30分
-
3大谷翔平、また手にした“勲章” 世界でわずか63人だけ…米紙が称賛した「自己表現」
Full-Count / 2024年12月7日 17時34分
-
4大谷翔平よ「何もしないで」… “諦めムード”が一転、「最悪だ」から始まった奇跡の1日
Full-Count / 2024年12月8日 11時57分
-
519歳日本人は「ほとんどミスをしない」 欧州で得点王→バイエルン復帰で「すぐに適応できる」
FOOTBALL ZONE / 2024年12月8日 7時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください