[MOM1217]立正大淞南FW中島隆司(3年)_無得点反省も抜群の存在感
ゲキサカ / 2014年11月15日 19時34分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.16 全国高校選手権島根県予選決勝 立正大淞南高 1-0 大社高 島根県立サッカー場]
大事な試合で勝利を飾り、チームメートとともに笑顔を浮かべていたが、自身のパフォーマンスについて問われると「点を取りたかったので、最初のチャンスを決めておけば、もっと楽に試合を運べたと思う」。立正大淞南高のFW中島隆司(3年)の表情は、一転して厳しいものになった。
前半10分、ゴール前でスルーパスを受けてフリーとなり、右足で丁寧に左サイドを狙ったが、「ちょっと力が入ってしまった」というシュートは、左ポストに当たって決まらず。「自分にボールが入れば、絶対にシュートまでいける自信があったので、そういうシーンを増やしたかったんですけど、決め切れないところが、まだまだ」と、反省点ばかりが口を突いた。
ただ、試合を通じて前線で見せた存在感は抜群だった。ドリブル突破やワンタッチシュートなど、多彩なパターンからフィニッシュに持ち込み、滞空時間の長いヘッドはゴールを狙う場面だけでなく、周囲を走らせるフリックでも大きな武器に。この日はノーゴールに終わったとはいえ、全国制覇を狙う上では必ず、その力が必要になるはずだ。
昨年度の選手権1回戦、水戸啓明(茨城)戦では先発したものの、後半の決定機でシュートを外してしまうなど力を発揮できず、チームも0-1で敗戦。「点を取れず、3年生に申し訳なかった。今度はしっかりゴールを決めて、チームを勝たせたい」と語る雪辱の思いを形にすることが、立正大淞南を悲願の日本一に近づけることになる、
(取材・文 石倉利英)組み合わせ抽選会は11月17日!!
”蹴都移転”注目の抽選会を今年も日テレG+では、生中継で放送。
高校サッカーの新たな歴史に名を刻むのは、どの高校か!?戦いは既に始まっている。
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