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[選手権予選]意図を持った攻撃特長の佐賀東、2連覇達成:佐賀

ゲキサカ / 2014年11月15日 22時57分

 その後も佐賀東はボールポッゼションを高めながら、川内を中心に攻撃を仕掛けると、守備でも峰を中心に佐賀学園の攻撃を跳ね返していく。残り時間を危なげなく守り切った佐賀東は理想的な試合運びで、昨年に続く全国大会の出場権を手に入れた。

 この日の佐賀東は、立ち上がりこそ相手の攻撃陣に苦しんだが、きっちりと試合の中で修正して見せると、蒲原監督の理想とするボールを繋ぐサッカーで、試合の主導権を握り、勝利を収めた。昨年もこのようなサッカーを理想に掲げていたが、勝利を求め、堅守速攻を選択。しかし、今年は「それぞれの良さを出しながら、ボールポッゼションしていくことをベースにチームを作ってきた。周りが見えないと意図的な攻撃はできない。たまたまじゃなくて意図を持った攻撃ができるのがうちのサッカー」(蒲原監督)というように、前線でボールを収めることのできる川内や、試合を落ち着かせることのできるダブルボランチの野口と井上など、ボールを繋ぎながら意図を持った攻撃を仕掛けられるタレントが揃った。この試合でも、攻撃の際はボランチの野口が状況に応じて最終ラインまで下がり、試合を組み立てる場面が見受けられた。そこからも、選手にもその意識が浸透していることが伺える。

 一方で「ミスからちょっとやられてもおかしくない場面を今日も作ってしまったので、分析をして全国に備えたいと思います」と、全国大会へ向けて指揮官は課題も口にしている。ボールを丁寧に繋ぐスタイルで勝負する為にも、改善点をしっかり分析することは急務だ。それでも、快勝を収めたこの決勝によって、ボールを丁寧に繋ぐ佐賀東のスタイルが全国でどこまで通用するのかが、非常に楽しみになった。
 
(取材・文 松尾祐希)組み合わせ抽選会は11月17日!!
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