[選手権予選]目標は全国8強だった昨年越え、履正社が延長V!:大阪

　延長戦でも拮抗した展開が続く中、延長前半7分。前線でボールを受けた牧野が左サイドのスペースにボールを落とすと瀧本がフリーで反応。PA左からゴール前に折り返した低いクロスを反対サイドのMF角野光治朗が落ち着いて決めて履正社が2点目を奪った。以降は履正社が高い位置でのボールキープで逃げ切りを図りながらも、機を見ては瀧本がドリブルからシュートを狙うなど最後まで追加点の姿勢を見せながら、試合を終えた。

　2年連続での全国切符を掴んだ瀧本は「昨年は国立まであと一歩の所で負けて悔しい思いをした。今年こそは必ずベスト4以上に進みたい」と準々決勝で四日市中央工高(三重)にPK戦で敗れた前年越えを誓った。DF小川明、牧野ら昨年から残る主力が確かな成長を見せただけでなく、MF小川達也やDF大迫暁などの台頭もこの一戦から感じさせた。瀧本の目標も決して夢物語ではない。今年は涙でなく笑顔で。履正社の挑戦は始まったばかりだ。

[写真]タイムアップの瞬間、喜びを爆発させた履正社イレブン

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