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[選手権]初戦屈指の好カード!流経大柏と作陽はともに「優勝」を目指す

ゲキサカ / 2014年11月17日 20時18分

[選手権]初戦屈指の好カード!流経大柏と作陽はともに「優勝」を目指す

 流通経済大柏高(千葉)が市立船橋校から逆転勝利をおさめ、4年ぶり4回目となる全国への切符をつかんだ激闘から一夜明けた17日、第93回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が行われた。

 抽選会に参加した主将のDF廣瀧直矢(3年)は「夜も眠れなかった」と興奮冷めやらぬ様子。それもそのはず、この2年間は市立船橋に苦杯をなめさせられ続けた。1分5敗。公式戦6度目の正直で、ようやく勝利をつかんだ。「正直、苦手意識はあった」。廣瀧はライバルへの想いを口にする。「流経に入学した以上は、全員がイチフナを意識していると思います。その相手に勝てたのは、人生で一番嬉しかったです」

 今夏のインターハイで県予選で敗退した流経大柏。プレミアリーグEAST優勝の望みも消えてしまったため、「全国優勝」の可能性は選手権を残すのみ。本田裕一郎監督も部としての目標を「日本一」と挙げていた。そのカギを握るのは、インターハイ予選敗退後から取り組んでいるハイプレスだ。「(9月に)プレミアリーグでイチフナとやったとき(1-1)は、やり始めたばっかりだったので『行って来い』のサッカーだったんですけど、いまはカタチになっていると思います」。本田監督が渡独してつかんだ新戦術。前日の決勝戦でも市立船橋を前線から圧力をかけて押し込んでいた。

 そして、流経大柏が1回戦で激突するのは、2年ぶり22回目の出場を誇る岡山県の古豪・作陽高。この日、最初に場内がどよめいた1回戦屈指の好カードだ。「強豪相手で、絶対に厳しい戦いになると思うんですけど、みんなでひとつになって、自分たちができることをやれば勝機はあると思います」と作陽のFW小谷靖弥(3年)主将。今夏のインターハイでは1回戦で優勝校の東福岡校に大敗(0-6)を喫し、「すべての面でワンランク、ツーランク成長しようと取り組んだ」という。「やるからには日本一」。優勝候補を叩いて一気にトーナメントの階段を駆け上がるつもりだ。

 チームとしては「全国優勝」を掲げた流経大柏の廣瀧は、センターバック個人としては「予選で失点しまったので、無失点で優勝」と“完全制覇”をぶち上げた。

 流経大柏対作陽の一戦は、12月31日、フクダ電子アリーナで行われる。

[写真]流経大柏DF廣瀧主将(左)と作陽FW小谷主将(右)。好ゲームは必至だ

(取材・文 奥山典幸)「夢の選手権」への切符をかけて、各地で続く全国を賭けた熱い戦い!
熾烈な戦いとなるのが、地区予選。 北は北海道から南は九州・沖縄まで…
日テレG+では、47都道府県の決勝戦を全て放送。
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