ミス散見も…守護神への信頼を口にする清水 大榎監督「しっかり学習することが必要」
ゲキサカ / 2014年11月26日 23時8分
[11.26 天皇杯準決勝 G大阪5-2清水 味スタ]
先制ゴールは、思わぬ形で入った。ガンバ大阪のFW宇佐美貴史のシュートは、清水エスパルスのGK櫛引政敏の正面に収まったかと思われた。しかし、清水の正GKはボールを後逸。痛恨の先制点を与えることとなった。
J1残留争いの渦中にいる清水は、22日のJ1名古屋戦(2-2)から先発を9人変更。若手中心で試合に臨んだ。その中でGK櫛引は、DFヤコヴィッチとともに名古屋戦に続いて出場していただけに、チームを落ち着かせたいところだったが、この日は精彩を欠いた。
先制点の後、前半37分にもクロスボールをパンチングできずに、パトリックにヘディングを決められた。1点を追う後半27分にも、宇佐美にループシュートから追加点を決められた。ゴールを決めた宇佐美が「GKの位置があまり良くなかったし、(GKを)越すようなボールを打てば入ると思った」と振り返ったように、GK櫛引のポジショニングには課題が残った。
2-5で敗れて、決勝進出を逃した清水だが、リーグ戦に向けても、不安を残すこととなった。大榎克己監督は「5失点をして、そのうちミスから3失点した。サッカーにミスはつきものだけど、減らしていかないとG大阪のようにサッカーを分かっている選手が多いチームとの試合では失点になってしまう」と、悔しがった。
リーグ戦にも出場し続けていた選手にミスが出たことが、リーグ戦に影響を与えることも考えられる。それでも、指揮官は「ミスした選手が、すぐゴールに直結するポジションだったが、そこをしっかり学習することが必要。残念に思うが、次に選手が切り替えて、学習してくれることに期待をしたいと思う」と、GK櫛引への信頼と期待を口にした。
(取材・文 河合拓)▼関連リンク
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