[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.27]セレッソ大阪U-18FW前川大河(3年)
ゲキサカ / 2014年12月1日 8時33分
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[11.30 高円宮杯プレミアリーグWEST第17節 C大阪U-18 1-1 神戸U-18 C大阪舞洲G]
残り2試合で首位のヴィッセル神戸U-18との勝ち点差は1。敗北はタイトル争いの終焉を意味する。セレッソ大阪U-18はリードされたまま試合終盤を迎えていたが、諦めるわけにはいかなかった。怪我から復帰し、自身のプレーは決して納得の行くモノではなかったが、必死にパスに走り込んだ。10番の重役を担うFW前川大河(3年)の一発はC大阪を救う貴重な得点となった。
立ち上がりから試合のペースを握っていたのは神戸だった。後方からのロングフィードでDF裏を狙う攻撃をC大阪はゼロで封じたが、攻撃はロングフィード一辺倒となり、好機を掴めず。前川は少ないチャンスを活かそうと前線を動き回り、ボールキープでタメを作ったが「もっとボール受けて、流れを作りたかった」と悔やんだように前半、チームのシュートはわずか1本で終わった。
後半も神戸の流れは続き、7分に先制点を献上。「獲られて皆で行こうってなったのは良かったけど、点を獲られてからではなく最初からできないとダメ」と反省を口にしたが、この1点でC大阪の攻撃陣に火がついた。奪ってから素早く攻守を切り換え、両SBの攻め上がりを交えた仕掛けで好機を演出。前川も前線でタメを作り、攻め上がりを促しながら、自らもドリブルで相手ゴールに迫った。果敢な仕掛けが実ったのが後半39分。中盤でのボールカットから素早く攻守を切り換え、途中出場のMF沖野将基がPAにスルーパス。前川からは少し離れた位置にボールが入ったが、懸命に走り込むと、GKとの1対1を冷静に流し込んだ。敗色ムード漂う中で決めた値千金の同点弾。優勝に望みを繋ぐ勝ち点1を手にした前川は「最後に点が獲れたことで、優勝の可能性を残せて良かった」と胸を撫で下ろした。
チームのピンチを救った前川だが、「まだ今もコンディションは良くない。受けるタイミングが悪かったり、前を向いてプレーができていない。身体のキレも戻っていないし、怪我をしてから元のプレーができていない」と自身の出来に納得していない。7月に行われた富山一高(富山)戦で左足中足骨を負傷し、以降は戦列を離れていた。「(8月の)クラブユースにも行けなかったので、サッカーの試合がしたいというのがあった。大事な大会に自分が出て勝ちたかったので悔しかった」。
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