大宮の奇跡叶わず…10年目にして初の降格が決定

ゲキサカ / 2014年12月6日 17時25分

[12.6 J1第34節 大宮2-0C大阪 NACK]

 J1の最終節が6日に行われ、NACK5スタジアム大宮では16位大宮アルディージャと17位セレッソ大阪が対戦した。残留のためには勝利が最低条件となる大宮は、MF金澤慎の今季初ゴールで先制すると、FWムルジャが加点。2-0で完勝し、勝ち点3を獲得したが15位清水が引き分けに終わったため、大宮の降格が決定した。
 
 ホーム最終戦を戦う大宮は、DF今井智基をスタメンに戻し、2トップにムルジャとFWズラタンを入れて必勝態勢で臨む。

 一方、前節・鹿島戦に敗れ(1-4)、3度目のJ2降格が決まってしまったC大阪は、FWカカウとMF扇原貴宏が出場停止。U-21日本代表に選出されたFW南野拓実が2トップの一角に入った。

 キックオフ直後にボールを奪われ、開始30秒でMF杉本健勇にファーストシュートを許した大宮だが、その後は落ち着きを取り戻し、MF橋本晃司のミドルシュートがゴールポストを直撃するなど、攻勢をかける。

 両SBの今井とDF中村北斗が高い位置をとり、サイドからC大阪陣内に迫ると、前半21分、満員のNACKが揺れた。右サイドでボールを受けたズラタンがDFを1人かわしてPA内に侵入すると、マイナスのボールを入れる。走り込んだ金澤が右足で合わせると、ネットを揺らす。1-0。大宮が先行する。

 C大阪は2トップへいい形でボールを供給できず、大宮のCBの体を張った守備に跳ね返されてしまう。それでも最終ラインの裏へ抜ける動き出しを繰り返していた南野。ようやくチャンスにつながったのは35分、DF丸橋祐介がGKとDFの間に入れてアーリークロスを南野が右足で合わせるが、ボールはゴールポストに弾かれ、GK清水慶記の手におさまった。

 気力で勝る大宮がリードしたまま45分を終えると、後半立ち上がりは一転してC大阪ペースに。4分にはこの試合初めてのCKで、DF染谷悠太がフリーでヘッドを放ったが枠を捉えることはできなかった。

 守勢に回ってしまった大宮は、積極的な守備からリズムを取り戻す。5分、ハーフライン付近でDF山下達也にプレッシャーをかけてボールを奪うと、橋本、ズラタンとつなぎ最後はムルジャ。GKとの1対1を左足で制して、リードを2点に広げる。

 0-2とされてからは最後の意地を見せたいC大阪が、ゴール前に人数を割いて攻める。大宮は守備陣が集中を切らさず無失点で時計の針を進め、カウンターから何度も決定機を迎えるが3点目が遠い。

 勝利をつかんだ大宮は、勝ち点を35にのばしたが、15位清水が甲府と引き分けたため、勝ち点は36に。J1で10シーズン目を迎えていた大宮だが、初の降格となった。

(取材・文 奥山典幸)
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