14年間の現役生活に終止符、名古屋MF中村「若手が本当に頼もしくなった」
ゲキサカ / 2014年12月7日 2時23分
[12.6 J1第34節 浦和1-2名古屋 埼スタ]
この日、一人の男が14年間着続けたユニフォームを脱いだ。チームが逆転して迎えた後半アディショナルタイム、今季限りでの現役引退を表明している名古屋グランパスMF中村直志がピッチに送り込まれた。
市立船橋高から日本大を経て01年に名古屋に加入した中村は、その後の14年間を名古屋一筋でプレーし、10年にはリーグ初制覇に貢献した。そして、35歳を迎えたベテランは11月16日に現役引退を決断。「今日は、本当に僕の最後の最後だったので、こみ上げるものがあった」と自身の最終戦を振り返った。
名古屋は大きな転換期を迎えている。中村の引退に加え、長年チームを支えてきたFWケネディとFW玉田圭司が今季限りでチームを去る。昨季終了後にはDF増川隆洋、DF田中隼磨、DF阿部翔平らが他クラブへと移籍しており、10年のリーグ優勝を知るメンバーはGK楢崎正剛、DF田中マルクス闘莉王、MF小川佳純ら残り少なくなってきている。
しかし、若手が順調に育っている現状に中村は、「若手が本当に頼もしくなったし、アウェーの舞台で逆転勝利できたことは、チームとして成長していることを証明できたはずです。本当に素晴らしいことだと思いました」と満足気な表情を見せた。
優勝を争う浦和のホーム最終戦ということで、この日は5万3091人もの観客が集まった。「最後の試合をこういう雰囲気の中でできたのは、僕自身、本当に幸せだと思っています」と語ると、「チームメイトが最高のプレーをして、最後に勝たせてくれました。感謝しかありませんし、最高です」と最後の試合で勝利に導いてくれたチームメイトに感謝の言葉を送って、14年間の現役生活に終止符を打った。
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
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