長男高木俊幸の浦和移籍に豊氏「親として応援するだけ」

　浦和レッズは13日、清水エスパルスからFW高木俊幸を完全移籍で獲得したと発表した。浦和は昨日も仙台からFW武藤雄樹、柏からDF橋本和を獲得。連日の戦力補強発表となった。

「高木3兄弟」の父、プロ野球解説者の高木豊氏は、『移籍!』と題したブログ(http://ameblo.jp/takagi-yutaka/)を更新し、移籍を決断した長男にエールを送っている。

　移籍に関して「相談は受けていた」という豊氏。「先日も、背番号の事で相談してきたし、引っ越しするため、家も探していたようだった。現実なのか? と疑い、真実味は無いように感じ、そう思いたい自分がいた!どうしてかは分からないが、野球界で言えば、移籍するというのは、美徳という観点からすると、かけ離れてる話になるからだろう」と複雑な心境だったことを明かした。

　さらに「先日、講演の仕事で清水に行った時、息子は言っていた」と秘話を綴り始めると、「『この街も気に入っているし、サポーターも熱いし、その声援に応えないとなぁ～!』などと、想いを持って、私に話してくれた。その時から悩み、苦しんだ末の決断に、心が痛むが、サポーターの事もシッカリ頭の中にあり、申し訳ない気持ちでいっぱいだったのだろう。その表情は寂しげてあったことを思い出す」と気持ちを代弁した。

　ただ本人の決断を応援するだけだとも話す。「息子は、あえて厳しい環境に身を投じる事を決めた。昔から、自分の事は、何でも自分で判断し決定させてきた!この判断も、真剣に考え、慎重に選んだ道だと思う。だから、親として応援するだけだ」とエールを送った。

　4年間在籍した清水の関係者、サポーターには「4年間という長期に渡り、サポーター、エスパルス関係者の皆様には、大変お世話になり、息子も大人として成長させて下さったことを、深く感謝します!次男、善朗も在籍しており、エスパルスを応援する気持ちは、これからも、私は変わらない!サポーターの皆さん、これまで本当に、ありがとうm(__)mチームを超えて、変わらぬ応援を頂けるとすれば、こんなに幸せな事はないと、親バカですが思っています!(原文まま)」と感謝を示している。