[MOM325]びわこ成蹊スポーツ大MF三橋拓也(4年)攻守の要!走って奪って中盤の潰し屋

ゲキサカ / 2014年12月14日 22時56分

[MOM325]びわこ成蹊スポーツ大MF三橋拓也(4年)攻守の要!走って奪って中盤の潰し屋

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.14 大学選手権2回戦 国士舘大0-1びわこ成蹊スポーツ大 味フィ西]

 前線にロングボールを入れてくる国士舘大に対し、競った後のこぼれ球を拾うことと、いい状態でボールを蹴らせないことは、今日の試合の中で最も重要なタスクだった。その中で、中盤の潰し屋として中盤の底からハードワークを見せたのが、MF三橋拓也(4年=県立西宮高)だった。

「自分のストロングポイントはそのところなので(ボールを奪う事と寄せの早さなので)、そこは大事にしていきました」

 本人も語るように、豊富な運動量を武器にセカンドボールを拾い、相手に対してはきっちりと寄せにいく。決して目立つような仕事ではないのかもしれないが、試合の主導権を奪う上で最も重要な役割だった。
 
 今でこそ献身的なプレーを見せるが、高校までは運動量もなくボールを奪うタイプのボランチではなく、パサーとしてボールを配給する役割を得意としていた。県立西宮高校時代は全国大会とは縁が無く、県ベスト32に入ることが出来るかどうかという成績。そのような中でびわこ成蹊大に進学を選択した。

 しかし、いざ入部してみると、望月聡監督の走る選手を使うという方針に戸惑いを隠せなかった。それでも、試合に出る為には走るしかないと決意し、そこから自己改革がスタート。1年生の序盤は試合に絡む事が出来なかったが、自宅でほぼ毎日10km近く走り、「お互い切磋琢磨してやっている」という、全力を出し切る紅白戦や練習などで運動量はアップ。1年生の後半からは試合に出る機会も少しずつ増やしていった。

 走るということが出来たからと言って、ボールを奪う部分での守備に課題は残っていた。そこを変えるきっかけとなったのが、3年生から4年生に進級した時に芽生えた自覚だ。「去年は(松田)陸君頼りである程度出来ていたのですが、新チームは全員で守備をしないといけないと感じて、特に真ん中は要なので、嘉茂(良悟)は攻撃をするタイプなので、僕は守備を頑張ろうと思いました」。

 誰かに頼るのではなく、自分がやらなければという想いが、守備の部分で意識を変える機会となった。シーズン序盤こそバランスを取ることに苦心したが、今日の試合ではダブルボランチを組むMF嘉茂良悟(2年=藤枝明誠高)とお互いの役割を明確にし、中盤の底でボールを奪い続けることに専念。中盤で相手のボールを幾度と無く奪ってみせた。

 大学卒業もサッカーを続けたいと語るびわこ成蹊の潰し屋だが、卒業後はまだ決まっておらず、進路を決める為にもインカレを勝ち上がっていく必要がある。次なる相手は名門・福岡大。この試合でも、自慢の運動量とボール奪取でチームを勝利に導けるか注目したい。

(取材・文 松尾祐希)
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